【これまでと違うボード】サーフィンの神様、ケリースレーターが手掛けたSlater design。サーフボードレビューFirewireのOMNI@バーレーポイント


サーフィンの神様、ケリースレーターが Tomoと作った世界最高のサーフボードOMNI




宇宙科学の法則を取り入れて、Firewireの技術でできたOMNIは、リリースされてから1年が過ぎた。

この1年間にゴールドコーストの波に乗ってみて、少しはこのボードの事が分かったので簡単にレビューしたいと思う。


サーフボードレビュー

ちなみにボードのスペックはESPで5'3"×18'5/8"×2'1/4
トライフィンセッティングのFCS2 ファイヤーワイヤーバンブーコアカーボンフィンを使用。このフィンはOMNIと同時期にリリースされた、Firewire初のシグネイチャーフィンだ。






ぼくの体重は65kgから69kg(この1年で体重が減ったのだ)。ボードボリュームは24.9リッター。






第一印象はゆうまでもなくへんてこりんで、まるで大きな浮き輪に乗っている感じがあって、波待ち中でもみんなより余分に浮かんでフワフワしていた。
初めて乗った瞬間はボードの上ですっ転んだ。氷の上を滑っていくのと似ていた気がする。

そんな感じで水面を滑っているので、テイクオフした瞬間からスピードがあって、普通のボードとは全く違う感じがしたのだ。

ちなみにそれまでぼくが乗っていたボードは、DHDのDX-1とゆうめちゃくちゃハイパフォーマンスなボード。そこから比べても、劣る感じは全然しないかなと思った。



バーレーポイント

ここのポイントでは色んなコンディションで乗ったが、毎回思いっきり楽しめた。

自分がこのポイントブレイクに慣れてるとゆうのもあるんだけど、特にチューブになるようなフェイスがせり上がってくるコンディションではスピードが大事なのだが、自分の思うままにトップスピードでロングライドできた。もちろん何度もチューブをメイクしている。


ハイタイドの時などのファットな波の時って、ボリュームのあるボードや長いボードがテイクオフしやすかったりするんだけど、この軽量で短いFirewireのOMNIでも走り出しが早くてスムーズでどんどん乗っていけるのだ。
ただすごくソリッドな時、テイクオフしたらボトムがどんどん巻き上げてくる時なんかは、テイクオフが遅れちゃうことが多い。ボードの先が短すぎるのとワイド過ぎるのが要因だとぼくは思うのだけど。。。


もう一つこのボードが苦手なコンディション、それはオフショアが強い時のテイクオフ。南西から西の風が20ノットくらいになると、ボードの軽さで風にあおられ持ち上げられて全然ボトムに下りていこうとしないのだ。
アクションの入れやすさもスムーズでいい。浮力があるので、ボトムターンが深くなくてもトップでしっかり返せるし、失速もしにくい。しかしこの浮力力の高さからなのか、レールが食い込まないのでスプレーが上がりにくいのが難点かなといえる。プロコンテストのシーンでOMINIを見かけないのはこういった理由があるのだと思う。
バーレーの波だと、1ftから4ftであんまりソリッドじゃないコンディションまでの波に乗りやすいんじゃないかな。

 まとめ

ものすごく軽くて短いこのOMNIは、見た目に反して浮力がありスムーズさが抜群だ。波の上をスイスイ走ってくれるので、ボードコントロールが得意な人にとっては波に乗り放題のマジックボードと呼んでも過言ではないと言えるだろう。
ただゴールドコーストのサーファーがあまり乗ってないところをみると、波をえぐるようなパワーサーフィン向けでは無いからだと思う。
アクションを入れた時のスプレーの量が少ないので、確かにコンペ向けでもないんだろうなぁ。
しかし、フリーサーファーにとっては小波からオーバーヘッドまで楽しめるオールラウンドボードなので、中級者レベル以上のサーファーにはおススメできるボードなのだ。

このブログの人気の投稿

【DHDサーフボード】これこそが究極の小波用ハイパフォーマンスボード。DHDの3DXはズバリ、「楽して波乗りを楽しめるボード」

せっかくゴールドコーストに住んでるんで、タトゥーを入れてみた。

これまでで最高に良かったサーフボードはDHD