【ゴールドコーストサーフィンコラム11月22日】サーファーとして大切にしたい「いつでも波乗りするよ」という気持ち

 



オフシーズンのゴールドコースト

この時期は北風が吹くので、サーファーにとってはテンションが上がらない日が多くある。サーフィン大国オーストラリアはゴールドコーストのオフシーズンだ。

心が躍るのは南や東から風が吹き始めた時で、大きなうねりが発生すればすぐ翌日からカミングアップしてきてそれぞれのメジャーなポイントでいい波が炸裂してくれる

しかし今の時期、それ以外の風は全然ダメである。


期待感満載で早朝出発

今朝は午前4時半に家を出た。今日のボードは1本だけ。最近ドはまりしているSJSカスタムのThe Rock and Rollerカーボン仕様である。

いつも車を出してくれる仲間と一緒に、「北風を交わすあのポイントに行こう」と張り切って向かってみたのだが、結果的に全くダメだった。

前日、前々日としばらく吹き荒れてた北東の風がコンディションを悪くさせていたのかも。サーファーが言う風が合わないってこういうことなんだと思う。

始め向かったのはヘイスティングのバックビーチ。ここは予期せぬいい波があることが多いので波チェックしてみたものの、1秒で「こりゃダメだ」と判断できる状況だった。

波はバラバラにブレイクしてて、水の流れもグルグル回ってたりバックウォッシュが入ってボヨボヨしてたりだった。

せっかくHasting pointまで行ったのに残念である。ちなみに家から1時間弱かかる。

その後色んな所に寄って波を探したのだが、どこも同じくセミジャンクなコンディションだった。



ここで賢く生きてる奴なら前日から波予報をしっかりと見て判断しているだろうけど、僕らの場合は波予報よりも自分たちの期待感の方が勝ってしまうのだ。

だから勢いに任せて、太陽が昇る1時間以上前から海に向かってしまったのだ。

でもこれでええんちゃうん?って僕は思うのだ。

決して若造ではない僕が(次の2月で44歳になります)こんなに朝早く起きて波乗りに行く。たとえいい波じゃないと分かってても、とにかく行ってみなきゃ分からない。もしかしたらワンチャンええ波かもなんだから、とにかく行こう。

このスタンスが大切なんだと思う。年を重ねるごとにリスクを取るのを嫌がるようになるのは自然な流れだけど(今回の場合のリスクは無駄な時間を過ごすこと)、もしかしたらいい波あるかもだから行ってしまおうぜ。

というフットワークの軽さって大事なんじゃないかなって思う。

寒くても暑くても大雨でも、波に乗りたいという気持ちがあれば「行ったらんかい!」である。

サーファーたるもの「波乗りならいつだって行くよ」というスタンスで生きていこうぜっていうのが僕が伝えたい大切なことである。




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