サーフィンって何歳までできるんだろうか?

 







ゴールドコーストのスナッパーロックス

ここはサーファーの聖地と呼ぶ人がいるが、実際に地元の人がそう言ってるのをまだ聞いたことがない。


いつも多くのサーファーで賑わってて、時にはOver Crowdedでうんざりするほどの混雑もあって、それだけは避けようがない。

だって波がすこぶるいいからだ。

特に僕はロングライドが大好物なので、多少コンディションが悪くてもここでサーフィンするのが好きなのだ。



さて僕らは何歳まで波乗りを楽しんでいられるのだろうか?

理想は年老いて天国に行く前日か、その当日までいい波に乗っていたいなと思う。

きっと年老いた時には、足腰や肩などが弱ってパドリングどころじゃないんだろうけど、今は全くそれがどういう状態なのか想像もできない。

まぁ性格的に先の事を考えて計画的に生きるタイプじゃないので、だからこうやって楽観的に「最期までサーフィンを楽しんでたい」って思ってるんだろうな。




つい先日サーフアテンドをさせていただいた。

お相手はアラジンチームライダーの栗山弘氏だ。

アラジンとは僕もチームライダーとしてやらさせていただいている、アラジンサンダルという世界最小で世界最強のサーフブランドだ(この下りは社長の桐生さんがおっしゃってた)

そんな繋がりでやってきてくれた栗山さんと一緒に、スナッパーロックスでサーフィンしてきた。

波はまぁそこそこで。

この時期11月にいい波がある方がおかしいので、まぁできただけでもありがたいというか、ここはSuper Bankと呼ばれてるほど、常にいい波が立つ地形が出来上がっているので、多少のオンショア風波でもサーフィンはできる。



栗山さんは現在66歳で、現役サーファーだ。

話によると数年前に腰の手術をして、それまで30年近く悩まされ最終的には歩けなくなるほどの痛みがあったのをしっかりと克服してからの、現役続行のベテランサーファーだ。

「これぐらいの年齢になってもサーフィンって続けれるんだなぁ」ってのが僕がぼんやり思ったことだ。

今回のスナッパーロックスは北東の風波で緩いコンディションだった。

いくつかのロングライドを繰り返した後に栗山さんが見せてくれた笑顔は、完全に少年そのものだった。

サーフィンの繋がりが無かったら、僕と栗山さんが出会うことはなかっただろうし、こうやって栗山さんの「少年の笑顔」を見ることはなかっただろう。

そう思うとサーフィンって何歳になっても続けていきたいなって思うし、サーフィンというものは世代や国境を越えて、人と人をフラットに繋げてくれる素晴らしいものなんだなってつくづく思う。

フラットな繋がりって横の繋がりともいえるんだけど、年齢や社会的地位などによる人間関係のルールみたいなものじゃなくて、「サーファーの繋がり」というただそれだけのものだ。

もちろんお相手が年上の方だったら言葉や気遣いはきちんとするし、自分もそうされたいとは思ってる。

ただそれだけの事であって、偉そうにしたり恐れることがあったり、そういったものが一切ないのが横の繋がりだ。

おかげさまで今回は素晴らしい出会いに恵まれた。

僕は何歳までサーフィン出来るかな?ってたまに考えたりするんだけど、少なくとも66歳までは栗山さんみたいな感じでフットワーク軽く元気よくパドルアウトして、波に乗ったら少年の笑顔を浮かべる。

そんな人生が待ってることを想像すると、年齢を重ねる不安な気持ちもすっかり吹っ飛んでいった。





さて今回のブログのテーマは、「サーフィンって何歳までできるんだろうか?」だったね。

今の時点では66歳までは元気に海外とか行って、そこのメジャーポイントでロングライドして笑ってるんじゃないかな。

それとそこに住み着いてる若造と出会うのも楽しいよなぁ。なんていう人生が待ってることを想像するとワクワクするね。

ということで答えはそういうことだ。

さぁ明日もいい波探して楽しんでいくよ。

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