【バーレーヘッズで4-5フィートの波】ソリッドに切り立つロングウォールをぼくはどうやって攻略するのかを日々試行錯誤




エキサイティングな波


それは真冬のゴールドコーストが、あと少しで過ぎ去ろうとした頃のある日のこと。

雨風と共に大きなスウェルがやってきた。

南からの風が2,3日以上吹き続けて、ここら辺のビーチがクローズし始めるとポイントブレイクの出番になる。

 上の写真はぼくが1番好きなサーフスポットの丘の上からの眺めだ。

めっちゃいい景色でしょ?

みんなあの右のゴロゴロした黒い岩の先っちょからジャンプして入水するんだけど、一歩間違えたら板も体も傷だらけになっちゃうとゆうめちゃくちゃリスキーなところだ。

そこで初めて入ったのは2002年の11月だったと記憶している。

それ以来波が上がれば必ずと言っていいほど、ぼくはここに来るようになった。

どんなにデカ波になってもアウトにさえ出れるなら迷わず岩ゲットして、この10数年間で数え切れない程、ここでサーフィンしている。



ローカルの親父たち


テイクオフすれば続々と切り立つウォールをスムーズに駆け抜けて、自分よりもはるか高いところに見えるリップを見上げて、深いボトムからチューブインを狙うのがこのBurleigh Pointではかっこよく見えるサーフィンだ。

特に自分よりもずっと年上のガタイのいい親父たちが、いとも簡単にチャージして早いバレルを深いところから抜けてくるのがすごくかっこいい。




ローカリズム


ここの波は綺麗なセットが入ったら長いストレートに見えるんで、めっちゃ躊躇してしまう。

乗ってもすぐに潰されるんちゃうかと思うし、それに慣れるまでは怖いって思うときもあるから。

だからテイクオフの位置がすごく重要。

簡単にショルダーから狙っても、その時はすでに奥から必ず誰かが抜けてきてるからね。


ここのローカル達は、他のポイントよりもルールを守ってサーフィンをしている。

かといってやたら優しいとかじゃないんだけど、なんとゆうか海の中はメローな雰囲気とゆうよりもハードコアな感じかな。

みんなガンガン際どい波に突っ込んで行くんで、ローカルのいかつさを見せ付けられる。

けどまぁこんなぼくでも目の前にセットが来てパドルを始めれば誰も邪魔をしてこようとはしないんだけどね。

「Go for it」

波の声が聞こえた瞬間、ぼくの心は無心となり波と一体になる。


「ぼくがRight positionだ」 垂直にそそり立つウォール


パワーたっぷりに大きくせりあがろうとするうねりから、しっかりとタイミングを合わせて全力でパドルをしていく。

ボードが走り出した瞬間全身が熱くなる。

そしてスピードにしっかり乗ったボードは、両腕をしっかり立てて押さえ込めば波に乗っていく。

しかし、テイクオフの寸前で置いていかれてしまう。

オーバーヘッドサイズのソリッドな波はウォールが垂直に立つので、スピードを得るためにボトムまでまっすぐ降りたいのに滑り降りるのがなかなか難しい。


どうすればいいのか?



自分なりに考えた結果、テールの右側のレールを入れながら少し横に行くようなイメージでテイクオフすればいいんちゃうかなと思った。

腰はしっかり低さを保って、体重をボードに預けてしまってからボトムに降りる。

でも早く抜けようと意識しすぎてボトムに降りる前にアップスで行こうとしたら、カールしてくる波にやられて一瞬でワイプアウトするハメになる。

だからバーレーの4-5フィートのバレルをメイクするためには、右のレールを入れながらボトムの深いところまでしっかり降りて大きくターンした後、波のポケットに入りチューブインする。

これがぼくの考え抜いたセオリーだ。
(合ってるかどうかは分からないけどね。)






今回の4-5フィートのバーレーで、ぼくは目の前に来たせっかくのセットのチャンスをことごとく無駄にし、テイクオフすら成功させることができないヘナチョコだった。

20代の頃のぼくなんかゆうたらとにかく波に乗りたくて、どんなに大きくても夢中で突っ込んでたんだけど。

あの頃は確実に勇気があったような気がする。

そんで今はそれを失いつつあるのかもしれない。

いやそんなのは嫌だ!

あの頃は狙えなかった、もっとソリッドな波にチャレンジしてるんだと自分に言い聞かせないといけない。

絶対いつかあの一番奥からでっかいでっかいセットに乗って、バレルを抜けてみんなにヒューヒュー言わせたい。





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