しらこいねん! ~日本人らしく働いて損した気分になった話~



真夜中のコールで




そういえば最近、長年愛用したiPhoneを手放したんだけど、ちょっと身の回りが静かになったような感じがする。

それからガラケーに変えてしまったんで本当に電話が掛かってきたときにしか鳴らないのだ。




これで夜もゆっくりぐっすり眠れるなぁと思ってた矢先に、闇夜を切り裂く勢いで電信音が鳴り響いたのだ(笑)




まぁこのガラケーがなる時ってほぼ99パーセントの割合で職場からかかってくる。

この時は夜中の2時に着信があって奥さんが起きてしまい、そしてぼくも起こされてしまい、もう鳴り終ってたけど気になったのでリビングまで着信履歴を見に行った。


そしたらなんと職場があるホテルの名前が表示されててなんか「気味悪っ!」とか思って。

だってこんな夜中に誰かシェフが掛けてくるわけがないし、ぼくの立場的にホテルから緊急の連絡が入ってくるのも考えにくいし。



掛け直さないでそのまま放っておいてまた寝たんやけど、今度は気になってしょうがなくなって。

とゆうか何かやらかしてしまったのか?とゆう不安に襲われて眠いけど寝れない状態に入ってしまった。



それでちょっとウトウトしかけたところでまた電話が鳴って「ねーねーまた鳴ってるよ?」と奥さんに起こされ(ってことはぼくは寝てたみたいやね。)出てみたらやっぱりホテルからだった。



「ブレックファストのシェフが病欠なので穴埋めに来てもらえないでしょうか?」



そう言われてもぼくの上にはほかに何人もシェフがいるはず。

そいつらに電話すればええやんと思ったので、「他には誰かいなかったの?」と聞くと「誰も電話に出ないので、あなたしかいませんでした」



がびーーーん。



まぁしょうがない。

勤勉な日本人やし。

仕事に対してやたら責任感とか感じてしまうし。

だから二つ返事でオッケーを出して、睡眠時間もままならなかったけど朝の4時半に出勤した。


(睡眠時間3時間。。。)




前の日は夜に帰って来たのに、また暗い時に仕事に行くなんてとちょっと悲しい気持ちにもなりかけたけど、その分早く終わると思うとスケボーもスイスイ進んだ。

(夜明け前にスケボーって音がガーガーと鳴ってうるさい)




仕事が始まってからは、そらまぁいつも通りで黙々と働いて特に問題はなかった。

初めてのブレックファーストを一人でやったけど意外とこなせたしね。

まぁ150人位やったから余裕ってのもあったけど。



朝が過ぎると続々と他のシェフたちも出勤してきて「あれ?ヨーイチってブッレクファーストやってたっけ?」とか言われながらも、

「夜中の2時から電話が鳴ってて呼ばれたんやけど?」

とこれまでのあらすじを説明した。



ヘッドシェフを含め他のシェフたちは「おっかしいなぁ俺の所には電話が無かったんだけどなぁ」とか言いながら半笑いで携帯の画面を見ていた。



「嘘こくな!しらこいねん!」

と言ってやりたかったがぼくは大人なので止めておいてあげた(笑)


まぁオーストラリアというところは本当に仕事の為に自らが犠牲になるとゆう精神がないからねぇ。

なんか損した気分になっちゃたよ。