うん。うちの娘は強いね。

 
昨夜は仕事から帰ると、長女のリオが眠い目をこすりながらぼくの帰りを待っていた。

その時に交わした娘との約束を果たすために今日は仕事前の少しの時間を使って家族で公園に遊びに行ってきた。

こうした家族との時間が幸せだとゆうことを心から感じることができて嬉しいなと思う。

「明日おっきい公園に行きたいの。ダディとマミーとマリと遊びたいの」

ベッドの中でそう言ってたリオはまるで天使のようだった。

しかし最近、わずか3歳ちょっとのリオは時に最強キッズに変身してぼくを困らせてくれるのだ。

普段は心優しいうちの娘も、一度怒らせるとそこからテコでも動かなくなり、ぼくの言うことになど一切耳を貸さなくなってしまってどうにもならなくなる時がある。




 

このあいだなんかは朝の波チェックでビーチまで出たときに、ちょっとしたことでリオとバトルになってしまったことがあった。

そこから帰る帰らないの押し問答が始まってしまい、絶対に引こうとしない娘の気の強さに困り果ててしまった。
 






 
それと別の日にキンディーでリオが友達とバトルをしている所に出くわした時は本当にびっくりした。

相手は同じ歳の男の子でクラスメイトだ。

なんかその子が先生が使うゴム手袋を持って帰ろうとしてたのをうちの子が見つけて取り上げようとしていたみたい。

相手も取られたくないもんだから引っ張り合いになり、なかなかの長期戦に突入した。

しまいに相手の男の子はギャーギャー泣き出してしまい、リオに顔面ビンタを食らわしていた。

 

向こうの男の子はママが傍にいたので、ぼくは特に二人を引き離す事なくたまに声をかけて様子を伺っていた。

最終的にはリオがその手袋を奪ってしまったのでそこでぼくはやっと話しかけることにした。

「何で取っちゃったの?」

「だって先生のだもん。先生に返すのっ!」と言ってきたので、

「そっか、じゃあ先生に返しておいで、ダディはここで待ってるね」と言って返しに行かせた。




そして相手の男の子をみるとギャン泣きしていてママにしがみついていた。

「この子がリオを叩いちゃってごめんなさいね。」と謝って来てくれたのでぼくたち親子が日本語でどんなやり取りをしていたのかを伝えた。

リオが先生に手袋を返しに行ったことを説明すると「そうね、あなたの子が正しいわ。それよりもうちの子が手を出しちゃって本当にごめんなさいね。」と謝られたがぼくら親子は全く気にしていなかった。

だってどうみたってこのケンカは手袋を奪われて泣かされた方の負けだし、うちのリオは顔面バンバン殴られてる間も顔色一つ変えなかったからね(笑)

「いやいや、うちの子も彼が持ってたもの奪っちゃってすいませんでした」といいつつも、
「オージー男子が日本人女子に泣かされ取るやないかい」と心の中で笑ってしまった。

「うん、つよいでしょー?」と帰りの車で言っていたリオからは、最強キッズなオーラが漂っていたのであった。