収穫は波よりもマカダミアナッツ







冷たくて気持ちいい風が吹いていた。

ぼくらサーファーにとってこの「いい風」とは、波をもたらしてくれそうな風の事である。



今日も朝から南風が吹き始めてサイズアップの予感。




週末とゆう事もあってビーチにはファミリーで遊んでいる人々の姿がよく目立ち、雰囲気はまさに最高のビーチタウンって感じだ。

そんな日の今朝は、寝起き早々で楽しいことがあったのだ。

突然の電話で近所に住むサーファーガールに呼ばれ、バッテリーが上がった彼女の車に電気を飛ばしに行ったのだが、そこでなんとマカダミアナッツをゲットしたのだ。

マカダミアの木


マカダミアナッツといえばゴールドコーストのお土産の定番中の定番で、箱詰めされたチョコレートが人気だが、まさかうちの近所で収穫できるなんて思ってなかったので嬉しかった。

早速家で割ろうとしてみたが、岩のように硬くて全くヒビすら入る気配がなくあえなく断念。

ゴールドコーストに住んで13年だが、マカダミアナッツがその辺で実ってるのを今回初めて知ったのだ。






そうこうしてる間に海の様子が気になり始めた。

波チェックに行くといつものダニエルがすでにいて、

「いい感じでブレイクしているね。今はロータイドで上げに向かうときの方が良さそうだからあと1時間したらちょうどいいんじゃない?」

と教えてくれたのでローカルサーファーの勘を尊重し、一旦家に戻って朝食タイムを楽しむことにした。




しかしさっさと平らげてすぐに海に戻った。

そして海には入れる事への嬉しさのあまりにダッシュで向かっていると前からトニーが歩いてきた。

「ヘイヨーイチ、イマチョウドナミイイヨー」

と言われてテンションが上がり、ますますダッシュを加速させた。

するともう一人ロングボーダーのつるピカ親父がやってきて

「そんなに急がなくても大丈夫。もう波は終わっちゃってるから」

とトニーとは反対の事を言って来るからちょっと混乱。

ビーチまで行くとやはりダニエルもいて、

「残念だけど風が強くなってきたからあまり良くないよ。あの左のバンクでしか割れなくなったね。」

よく見ると確かにチョッピー気味で上がって来ているサーファーも何人かいた。




せっかくいい天気なんで入ってみるとまぁまぁ遊べたが、カレントが強すぎてサーファーズ方面に一気に流されて戦意喪失してしまった。

そして八つ当たりついでにトニーの事を思い出してしまい、適当な波情報をくれたことに逆恨みしてしまった(笑)

それでもいい朝を迎えれたことには変わりないかな。

だって思わぬところでマカダミアナッツを収穫できたからね。





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