奥さん子供がいなくなった家の中で過ごすこの気持ち

家の中に入ると、「あ、シーンとしてるな」って思うくらい何も物音がしない。最近はそんな家に帰ってきている。

家が静かでもやることは変わらないんだけどね。朝起きたら波チェックするし、お腹がすいたらご飯も食べるし、洗濯もする。

一秒たりとも静かにすることができないぼくの娘たちが、奥さんと共に日本へ行ってから4週間が経った。初日なんかは、背中に張り付いていた重りが無くなったかのように軽くなったように感じていたのだが、今では肩を通り抜ける風が冷たくてしょうがない。





あと一週間でこの自由が終わってしまうのかと思うと、正直ホッとしているのだ。やはり家族を持ってファミリーマンになったぼくには、一人で家にいるとゆうのがこんなに窮屈に思うとは思わなかった。静かなのにウルサイような、ちっとも落ち着かない気持ちで毎日過ごしている。

お皿が重なる音とか耳障りだし、流したトイレの水がずっと流れてるかのようにずっと聞こえてくる。しまいには自分の足音まで気になるから、試しにスキップしてみたらテーブルの脚に小指をぶつけてしまったし。

一人だから声には出さないんだけど、叫びたいくらい痛かった。


ある夜にテレビを観ていたら、テレビを見ている家族やフラットメイト同士が番組に向かって、「チャチャ」を入れているテレビ番組を観ていた。くだらない内容なんだが、それが面白かった。たぶん一人だから、人が何かを言っていること自体がおかしかったんだと思う。

最初はクスクス、ニヤニヤと静かに観ていたのだが、思わず笑い声が口からはみ出た時には自分でびっくりした。

さすがのぼくでもボッチの時に独り言を楽しんだりはしないので、なんか声を出すとゆうのが新鮮な気がした。

そのまま続けて笑ってみた、ちゃんと声を出してみた。なかなか楽しい空気が漂い始めてきたので、もっともっと大きな声を出してソファーから落ちて笑い転げてみた。


番組がCMに切り替わった瞬間、家の中はいつも通りのシーンとした空間に戻った。ぼくはなるべくそーっと、シャツの擦れ音すら立てない様にソファーに座った。本当にそーっと。


やっぱり、一人の時は静かにしてた方がいいのかもしれないとぼくは思った。ぼくの笑い声なんかで家の中の静けさを台無しにした気まずさったら、人に言えたもんじゃないからね。




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