10年前から追いかけ続けた波

次女のマリが産まれて数日が過ぎた。

赤ちゃんはちっちゃくてかわいいな。

家の中が何事にも代え難い平和な空気でいっぱいになる。



長女のリオは、産まれてから今まで、ぼくら夫婦と一緒のベッドで寝てたけど、最近自分の部屋が出来てから、ちゃんと自分からそっちで寝るようになったし、ありきたりだが急にお姉ちゃんになってきたようだ。

10年前のぼくは、こんな平和な毎日が過ごせるようになると想像できてたのかな?

 


10年前のぼくはまだ25歳だった。

オーストラリアに来てから3年が過ぎ、日々高まる日本への恋しい気持ちと、これからオーストラリアで生きて行こうと決意する、何か決定的な思いが定まらずに、精神的に不安定な毎日を過ごしていた頃だ。

自分の毎日に精一杯で、けど空回りばかりしてて、いつも大事なものを見過ごしてるような、そんな25歳だった。


そんな時に出会ったアキは同じ歳でサーファー、かっこ良くて話しも面白いやつだった。

サウスポートまでヒップホップダンスをやりにいったり、とにかくぼくの知らない色んなことを知ってたりして、当時のぼくはまだ自分とゆうものが見つけれてないこともあり、アキの事を羨ましく思ってた。

自分の中では2005年位が人生の分かれ道だと思ってる。

何も持ってない自分が嫌でしょうがなく、他にも仕事や恋愛もうまくいかず、まさに気分はどん底だった。

アキや他の周りの男達がかっこ良く生きてるのを見て自分も何か、眩しく見える人生を送りたいと思い始めた。そしてなんだかんだもう10年が過ぎた。
 


 
あれ以来連絡が途絶えてたアキと最近Facebookで繋がった。

最近やっと始めたらしく、友人をつたって、ぼくのことを見つけてメールをして来てくれた。
嬉しかったなー。

アキとはいっぱいサーフィンしたり酒を飲んだり、ある時は日本語ペラペラのオージーと対決しに行ったり思い出がいっぱいあるから、会いたくなったよ。

アキは今のぼくの近況を先にFacebookで見たらしくて、好きな事やってて羨ましいって言われちゃった。

けどぼくは、あの頃アキがかっこ良く生きてるのが羨ましくて、自分もそうなりたいって思って試行錯誤で今日まで来てるのにそんなこと言うなんて。

人生ってどうなるか分からないな。

次の10年でぼくは、どうなってるかな。きっとまだまだバーレーの波を追いかけてるだろうな。


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