シャーキーズでバンザイチューブが割れていた。





サイクロンが近づいてても、波があれば海に向かい波に乗る。

それがゴールドコーストのサーファーだ。

せめて天気が大荒れになる前に少しでも海に入っておこうと思い、ぼくはバーレーヘッズに向かった。

サーファーズまで一望できる丘の上は、なんか楽しいイベントでもやってるのか?ってゆう位にたくさんのギャラリーで賑わっていた。





波のサイズは4-5ftとゆうところかな。

自分の頭より上に行くと、どうゆう風に測ればいいのか分からないけど、とにかくいつもの大きいサイズよりもワンサイズ以上はでかい。

風は南からで完全にオフショアだ。




そしてグラッシーなコンディションの中、何時もよりもリップの分厚いパワフルな波が、沢山のサーファーが待つラインアップにキレイに入って来てた。めちゃくちゃ興奮する!




駐車場は何時ものごとく満車で待ってる人も多い中、バーレーヒルのてっぺんで空きを見つけたのでそこに停めた。今日もラッキーが来てくれた。

ギャラリーの中を板を抱えて通り抜けてロックへ向かう時、誰だか知らないけどVisslaのライダーを見つけたので後ろをついて行くと、もっと奥の河口に向かったのでしれーっとついて行った。



そうかシャーキーズが割れてるってことはカレントもゲキ強で、向こうからパドルせなピークに行けないねんな。

このタラバジェラの河口からのゲットは少々勇気がいる。

なんせここからゲットするとゆうことは、波がやたらでかくてカレントがめちゃくちゃ強いとゆうことなのだ。




その状況でごつごつしたちょっと危険なロックからゲットし、フルスピードで流されながらアウトに向かうのだ。

ドルフィンスルーを失敗して戻されれば岩に激突しちゃうし、上手くアウトに出るカレントを掴めないとそのまま横に移動するだけで、パドルとドルフィンスルーの猛特訓で終わってしまうとゆう悲しい結果が待っている。

このギャラリーからも見えない位置からハードコアなゲティングアウトに挑戦するぼくは、なんて勇敢でサーフィン好きなアホなのだろうとつくづく思う。

よくぼくのブログに登場する「シャーキーズ」ってゆうのは、バーレーヘッズの奥でブレイクしているポイントで、ソリッドなテイクオフチューブな波が割れるところだ。

ローカルオンリーではないけど、かなりのスキルが問われるので、そこでラインアップしているサーファーはいつも限られている気がする。

若いイケイケサーファーも多いけど、5,60歳くらいのおじさんたちがまだ現役ばりばりでチャージしていて、いつ見てもそれがかっこいいと思っているし、ぼくもいずれはそうなりたいと思う。





さすがサイクロンがもたらしたうねりは普段の倍以上のパワーがあって、セットのバレルは「バンザイチューブ」になっていた。

言葉では簡単に言えるけど、実際目の前でそんな波がブレイクすると、興奮と感動に加え、恐怖心さえ起きてしまう。

あれをメイクするにはそれなりの体重が必要なんじゃないかな?ちなみにぼくは65キロだけど、サーファーの体重は70キロ以上がベストになってくると思っている。

これを言ったら自分の体重を言い訳に使ってるみたいになっちゃったな。

しばらく波乗りを楽しみ、そろそろ帰ろうと思ってからの最後の一本ってなかなかやってこないのは、みんな同じじゃないかな?下手したらそこからまた30分も波を待ってたなんてこともある。


ぼくが最後に掴んだ波は、フェイスがパンパンに張っためちゃくちゃいい波で、ファーストアクションのトップターンを決め、ボトムに向かうと、少し先のリップが崩れてしまった。


「シャットダウンか??」と思ったが、体重をしっかり乗せて、大きな(ぼくなりの)ボトムターンから抜けていこうとすると、「こいつは抜けてこないだろう。へっへっへー」とばかりにドロップインをかましてきた奴がいたが、ホームで楽しむサーフに、気持ちに余裕があるぼくは「ちょっとどいてやーまだ乗ってんでぇー」と軽くかましてどいてもらい、そのままカットバックやカービングを繰り返して、インサイドまでつないだ。




ハイタイドで水の量が多かったので、かなりインサイドまで行けたのだが、そこは岩がゴロゴロとしてるエリアだ。

やばいかなとは思ったけど最後のフローターをフィニッシュにしてプロアウトで難を逃れようとした。乗り終わって潮が引いた時に岩がゴロゴロと顔をだし、そのまま転んじゃってちょっと擦り傷だらけになっちゃった。
まぁでも、板が無傷だったのでよしとしようか。

ってゆうかあんなに騒いでたサイクロンマルシアはあの後熱帯低気圧に変わったようで、ゴールドコーストに大きな被害をもたらすことなく過ぎ去っていった。

このままレトリックカップまで波が続けばいいなぁ。

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