チューブライド中に避けきれなくて、バーレーローカルと衝突した件について
うねりは大きいがブレイクはイマイチ。 |
海の中でのよくあるトラブル
今朝バーレーポイントでサーフィンしてきたんだが、そこでバーレーローカルと衝突するとゆうハプニングを起こしてしまった。
幸い相手の方にけがはなかったのだが、一歩間違えたら大惨事になりかねない出来事だったのだ。
あの時、ぼくがあまりにもチューブライドに夢中だったとはいえ、ちゃんと考えていれば避けることもできたはずじゃないかと、自問自答を繰り返しているところである。
海の中でのサーファー同士の衝突事故は、どちらもが被害者であり、加害者にもなってしまう。
予期せぬ事故も起こりうる海の中では、リスクをしっかりと理解し、できるだけ回避できるスキルを身に付けるべきだなと、改めて考えさせられた日となった。
それでは何が起こったのか、ゆっくりと書いていきたいと思う。
チューブの中で何かと当たった
今朝のバーレーポイント。
ムネカタくらいの波が割れていた。
スラッピーなセットはオーバーヘッドとなり、3本くらいまとめて入って来ていた。
セミクリーンコンディションだったが、波自体はそんなに良くもなく、そしてそれほど混雑もしていなかったので、ぼくは普段通り一番奥に座っていた。
今回のアクシデントの元となった、バーレーローカルとぶつかる時にぼくが乗った波は、ピークに入ってきたセットの波だった。
ぼくと、そこにいた日本人の先輩を含めた数人が、その同じピークで波を待っていて、バーレーローカルも含まれていた。
そのバーレーローカルってのはTappaさんといって、ここらでは知らない人はいないほどの有名な人なのだ。
その時の状況
セットがまとめて入って来た時、最初に乗ったのはTappaさんだった。
そしてすぐ入ってきた次のセットに、ぼくが乗った。
この波はちょっとやっかいだった。
テイクオフポイントから波の頂点が一気に持ち上がって、フリーフォール気味にボトムに下りた。
その時ぼくの視界には、インサイドにTappaさんがいたのが見えていた。
Tappaさんはさっきの波のワイプアウトから生還して、ゲッティングアウトの体制を整えようとしていたところだったのだ。
でも彼がいたその場所は、完全にぼくのライン上だった。
Tappaさんがいるところを、ボトムターンで避けることも考えたのだが、それよりも先に波のほうが掘れ上がってしまったのだった。
それからチューブインしたのは一瞬の出来事だった。
すごくスムーズに入ったのだ。
チューブの中でのポジションも、ばっちりだった。
ボードは波にロックされ、出口を見ながら走っていた。
しかし突然ワイプアウトしてしまったのだ。
まさかとは思ったが、ぼくがチューブの中を走っていた真っ只中に、Tappaさんと衝突していたのである。
ぼくはその時、彼の姿が見えてなかったから分からないんだけど、だぶんライン上でドルフィンスルーをしたんだと思う。
でも波が掘れ上がってたんで、水中で抜けれなかったんだろう。
思いっきりではないが、何かに当たったのは分かっていた。
そしてワイプアウト。
水面に顔を出して自分のボードのほうを見ると、Tappaさんが2枚のボードと共にもみくちゃにされているところだった。
それを見た瞬間、「これはやっちゃったなぁ。Tappaさんがケガしたか、どちらかのボードもクラッシュしているだろう」と思った。
急いでリーシュコードを引っ張って、次のセットが来ないうちにゲッティングアウトの体制を取りながら、ぼくはTappaさんを気遣う言葉をかけたのだが、
「I think Im OK」とゆう返事だった。
この返答でちょっと不安になったのは、言うまでもない。。。
たぶん大丈夫だと思うって。なんかどっか痛いんじゃないの?って思うよね。
けど本人が大丈夫だって言ってたし、過剰なケアもおかしいと思ったので、「ソーリー」とだけ言っておいた。
その後の彼の様子をうかがっていたのだが、特に気にしてる様子もなく元気に波に乗っていたので、まぁ大丈夫だったと思う。
仮にこれがもし、バーレーロカールの中でもアグレッシブな奴だったら、間違いなくトラブルになってたと思う。
怒鳴られるか、怒鳴られるか、やっぱり怒鳴られるしかないのかな。。。
まぁ優しいTappaさんで良かったなぁって、心から思ったよ。
乗らない判断も大事かな
反省としては、浅いセクションのそこそこサイズのある波に乗る時に、インサイドに人がいたら乗るのは諦める判断も必要だと思った。
フェイスが開いててボトムが深いところまであったのなら、回り込んで抜けることもできただろうけど、チューブになるような掘れてる波だったら、自分も相手も避ける隙がないよね。
ほんと気を付けなきゃ。
あとこれは付け加えなんだけど、今回使用したボードはJR SurfboardsのStretch Donnyなんだけど、こんなアクシデントにも関わらず無傷で済んだんだ。
これはこのボードが持つ、ラッキーな波動なんかも関わっているとぼくは思っている。
サーフボードさま様である。
【こんな時はゆっくり読書でもしましょう】
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