震災から5年。いま応援できる事 in Goldcoast







東日本震災から5年が経った。

まだまだ自分にできることがあれば何でもやっていきたいと思っていても、なかなかそれが何なのかが見つからないのが実際のところ。そんな時にSNSで見つけたToshimi Mchugh-Yagiとゆう方の歌。

2012年3月11日の朝,私にやって来たメロディ(邦題 虹の向こうへ)が、家族と友人の協力で、下のリンクから iTunes で購入出来るようになりました。収益は震災孤児たちの為に送らせて頂きます。ご協力頂けたら幸いです 

ここから購入出来ます。


曲も歌も素敵なので良かったらどうぞ。







さて、その5年前。


2010年3月11日、新婚旅行中のぼくたちはバンコクのカオサンロードにいた。それまでプーケット、チェンマイで何日か過ごした後の最後の訪問都市だったのでよく覚えている。その時は行き当たりばったりな宿探しをしている最中だった。

ねっとりする暑さの中を、重いスーツケースを引きずりながらやっと見つけた安宿(それでもカオサンの中では高い方)に新婚ホヤホヤで転がり込んだ。

部屋に入るとすぐテレビをつけなきゃ落ち着かないぼくは、やはり言葉の分からないタイでも同じようにテレビをつけた。

ちょうどお昼過ぎだったかな。安宿にあったテレビは古びた小型テレビで映りも相当悪かったが、かろうじて見れる感じ。たまたま映っていた画面には、戦争真っ只中などこかの地域が映し出されていた。

「なんじゃこら?最前線か?街も燃えてるな」

ノイズが多い画面の中から、見えたままの事を口走った。もちろん音声はタイ語なので意味が分からない。

その音声よく聞くとタイ語の後ろに英語があった。聞き取ろうとしたが声が混ざって意味不明になっている。画面をじっと見ていると日本列島が大きく表示された。そして太平洋沿岸は赤いラインが点滅して何かを警告していたのが分かった。

「震度、津波」これらの文字も何とか見えて、それが日本を襲っている災害だとゆうことがやっとわかった。まさにライブ映像真っ最中で、見ていると身体の中から震えあがるものを感じた。

すぐに外に飛び出し日本にいる家族に連絡を取ろうとして、国際電話を繋いでくれるショップにはいった。まずは香川にある実家に掛けたが全く繋がらず。大阪の親友に掛けたが「只今混雑している為繋がりません」とゆうガイダンスが流れるのみ。あちこちでみんな掛けまくっているのだろうか。

次にオーストラリアに住んでいる日本人の友人に。あ、思い出した。その時はすし屋で働いていたので、職場に電話して知らせたんだった。

その時は世界にニュースが流れ始めたばかりで、まだ知ってる人が少なかった。

オーストラリアの元職場の人たちも「は?何の話をしているのかさっぱり分からない」といった感じだった。


カオサンロードにあるたくさんのカフェでは、BBCでやってたこのライブ映像を流し始めて、そこら中にたむろしていた世界の旅人たちが画面にくぎ付けになった。

そこらじゅうでテレビを観ていた人たちが、ぼくら夫婦に目を止めるとすぐに声を掛けてくれた。

「君たちは日本人か?家族や友達は無事か?」

気が付くとそこらにぽつぽつといた日本人はみな他の国の人たちから声を掛けられていた。
そして中には泣いている人も。

なにが起きているのか、レポーターの説明が一切ない、ただヘリコプターから撮っている映像が永遠と流れてくる画面に状況が分からず、ただただ恐怖心だけが膨らんでいくばかりだった。


その日は一日中、東北震災の話題で持ちきりだったバンコクのカオサンロード。

次の日の朝、起きてすぐにカフェに行って気になる続報を探したが。

前夜遅くまで津波に襲われた街の様子が流れていたテレビは、次の日になるとサッカー中継に変わってた。まるで何事もなかったように街の人たちも次の話題で持ち切りだった。まぁよその国の事情に対してはそんな事もあるのかなと思った。






あれから5年。ぼくは日本を想い、外国からたくさんの支援があったと聞けば心温まり感謝の気持ちが湧いた。でも実際ぼくは何もできていない。なにができるだろう?なにかしたいな。


そう思ってる時にたまたま、プロサーファー間屋口香さんのFBでシェアされていたToshimi Mchugh-Yagiさんとゆう方の曲を見つけた。 iTunesで購入でき、売り上げが被災地へ寄付金として送られるそうだ。

自分は何もできないが、こうして間接的にもできることがあってよかった。それに久しぶりに日本の方の歌が聞けて良かったなぁ。優しい歌声に心がほんわかしたよ。

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