【サーフィン トレーニング】サバイバル アプニア オーストラリアコースに初参加した日のこと









無呼吸サーフトレーニングを受けてきた


サーフィンでの激しいワイプアウトで溺れた時などに、しっかりと生き延びるためのスキルを学ぶためのコース。

息を長く止めるための方法と理論や、プールでの水中トレーニングなどを学べた素晴らしい内容だった。

ぼくがこのコースに参加して良かったと思ったのは、水中で揉まれた時にリラックスする方法があることを知ったことだ。

これまでの海での経験から、ワイプアウトで何度も溺れそうになったことがあり、さらにはデカ波に襲われてパニックになり、自分で自分の呼吸がコントロールできない状態になったことがあって、本当に死にそうだと思ったんだ。

「あんな経験はもうしたくない」、そう思っている。

そしてちゃんとした知識を学んで、海の中でしっかりと自信を持ちたいと思っている。

水中に投げ出されてから生還する方法ってのはシンプルに、とにかく長く息を止めておくスキルを身につけることと、そのスキルを上手に使うこと。

それらにはリラックスが不可欠であり、リラックスするためには、正しい知識を持っておく必要がある。

だからその助けになるだろうと思ってこのコースに参加したのが、それはきっと大正解だっただろう。

自分一人では得ることができなかったことが、たくさん分かったのだ。




コース当日の様子


参加者は全部で15人ほどで、サウスポートにあるアクアティックセンターのレクレーションルームで行われた。

まず一番最初にやったのは、「みんなの前で自己紹介」

はっきりいって、デカ波にチャージする時よりも緊張するんだよねこうゆうの。

初対面の人たちに向かって自分のこと話すのって、何喋ればいいのか分からないもんね。

順番に回していく自己紹介で分かったのは、今日の参加者の中にはプロのフリーダイバーも含まれていて、いかにこのコースの本気度が高いかとゆうこと。

それにサーフィン歴50年のローカルレジェンド達もいたし、スペイン人、ブラジル人といった海外のサーファーたちも含まれていた。

日本人はもちろんぼく一人だった。




6時間半コース


このコースは朝の8時半から始まって、午後3時まで行われた。

前半はレクレーションルームで理論の勉強。

スライドを使って小難しいことをやってる時は寝落ちしそうになったが、ワークショップみたいな感じで、みんなで呼吸法をやりましょうってゆう時間は、めちゃくちゃ楽しかった。

最初に教わったのは、とにかくリラックスすること。

水中に投げ出された時は、とにかくリラックスする必要があり、そのための呼吸とゆうのは鼻を使うことなんだって。

その他にも肋骨辺りの呼吸、胸を大きく膨らませる呼吸など教わり、どれもしっかりとしたっぽい理論を説明されたのだが、ぼくのアタマでは理解しきれなかったので、そうゆうことがあったよと、だけ書いておく。


ひとつよく覚えてるのが、家でも簡単にできるブレスホールドのエクササイズだ。

  • 1分半息を止める。2分間の休憩
  • 1分半息を止める。1分45秒の休憩
  • 1分半息を止める。1分半の休憩
  • 1分半息を止める。1分15秒の休憩
  • 1分半息を止める。1分間の休憩
  • 1分半息を止める。45秒の休憩
  • 1分半息を止める。30秒の休憩
  • 1分半息を止める。15秒の休憩


ガッチリとやる方がいいので、息を止めた時は鼻を摘んだほうがいい。

口から勢いよく一気に吐き出す、出るとこまで出し切ったら、鼻からゆっくりと息を吸う。

簡単なトレーニングだが、やれば息を止めておく力が身に付き、繰り返して行えばスキルアップにつながる。






その後ランチタイムを挟んで、午後から行われたのはプールでの水中トレーニングだった。





午後からのトレーニング


 救助 


なんらかのハプニングにより、水面でうつ伏せになっちゃってる人を引き上げる練習。

ペアを組んで、溺れてる役、助ける役に分かれた。

ただ息を止めて身体の中に空気がパンパンの状態の人間は浮力があり、もう一方の水を飲んでしまって気を失ってる人とでは、その重さが全然違いレスキューの難易度も変わってくるとゆうことを知った。





息を長く止めるトレーニング 



ペアでのトレーニング

水中で息を止める人と、タイムを見ながらブラックアウトしないようにサポートする人に分かれる。

プールサイドに手をかけて、全身リラックス状態のまま、顔だけ水中で息を止める。

スタートする前に心を落ち着かせ、十分な時間をとって集中力を高める。

そしてスタート。 サポートする人は30秒から20秒ごとに「are you ok?」と声をかけて合図をもらう。

ぼくらが決めたオーケーの合図は、親指だけを持ち上げるやつだったので、息を止めながらでも集中力が乱されることがなかった。

2分間水中で息を止め、インターバル1分間。もう一度2分間の息を止めて、インターバル1分間。

3回目は自分の限界まで息を止め続ける。

ここでパートナーの役割が重要になってくる。

マジでブラックアウトしないように、2、30秒ごとに声をかけ、返事が消えた瞬間に引き上げる役目を担うのだ。

ぼくは3分10秒も息を止めることができたのは、自分でも相当驚いた。

まぁこれはサーフィンでのワイプアウトで同じ数字になるわけでは無いとゆうことを一応付け加えておこうと思う。





200m-1回の息継ぎだけで泳ぐ

25mプールを使ったトレーニング。
息を大きく吸い込んでからのスタート。
水中を泳ぎ12.5m進む。
息継ぎは12.5mごとに、水面に上がってから行う。
これを16回続ける。



150mサバイバルスイミング

平泳ぎで水中を進む12.5m
クロール息継ぎあり12.5m
水中12.5m
クロール12.5m
を3セット行う。








ワイプアウトのトレーニング


たぶん、このトレーニングコースの定番だよね。

これもペアを組んで行うもの。

ワイプアウトさせる役とされる役。

ワイプアウトされる方に人は、膝を抱えて鼻をつまみ水中に浮いて、パートナーがそいつをめちゃくちゃに回す。

10秒間の洗濯機状態から、15メートル泳いで戻ってくる。

これを4セット。

水中でぐるぐるにされると右も左も、上下感覚も狂ってしまい、そこから15メートル泳ぐだけでもかなり困難になる。




これでこのコースはおしまい。

おまけで、隣のダイビング用プールにみんなで入っていって、5メートルの深さの底で記念撮影した。









潜るのは簡単だったが、上がる時にやべー感じになったのはぼくだけじゃ無かったw







まとめ



自分のサーフィンの向上のための一つとして参加してみた、無呼吸サーフトレーニング、サバイバルアプニア。

サーフィンに必要な「体力とパワー」の部分に当たる、無呼吸状態を強くすることによって、常にリラックスしたサーフィンに繋がるんじゃないかと思っている。

これからもサーフトレーニングの一つとして、繰り返し続けていき、その効果を確かめていこうと思う。

























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