【ベルサーチホテル】就職が決まった時の秘話。トライアルで手にバックを持った状態で料理開始?!





仕事を辞めたのが先月の終わりだから、すでに2週間以上のホリデーを過ごしてしまった。
周りの反応は意外にも温かくて、「まぁのんびり探せば良いんじゃない?」って声が多かったのは、やっぱりゴールドコーストっぽい気がする。
毎日サーフィンばかりして楽しませてもらえたのは良かったんだけど、家族がいるのに突然の無職を選んだ自分の不道徳な感じが、毎日少しずつ心に覆いかぶさって来てたのは紛れもない事実。
しかし前の職場にいたのはたった3ヶ月間といっても、毎日ストレスに悩まされて働いてたおかげで、退職後もバーンアウトのような症状に悩まされ続けているのだ。

あの時辞めなかったら、どうかなってたかもしれないと思うのもはっきりとした事実。
辞めると言った時に責めることなく、無職中も急かすことなくのんびりとさせてくれた奥さんには大感謝である。
この2週間余りの間に、トライアルに行ってみたり、履歴書を出しまくったりしていたのだが、自分が思ってたよりも就職難な雰囲気があった気がする。
まぁそれと、ぼくの職歴がまだまだ甘すぎて、少数精鋭なローカルレストランでは採用されづらいんだろうなってのも薄々感じてた。
それでも拾う神は存在するもので、こんなぼくでもトライアルに呼んで頂き、無事に合格を貰えて、就職できることになったのだ。
イタリアンブランドで有名なベルサーチ。そのホテルがゴールドコーストにあるんだけど、そこのホテルでのシェフ、そして勤務先はVie bar restaurantとゆうことになったのだ。
トライアルの日、キッチンに通されてスーシェフに挨拶してすぐにテスト開始。
「じゃあ今から何でもいいからワンディッシュ作ってくれる?」
キターーーですよ。これだからシェフの世界は怖い。。
その時はまだナイフバッグを手に持ったままだったし、一息も付いてない状態よ。
それでいきなり何か作れだから参っちゃったのだ。
ビビったら負け。何を作ったらいいのか聞いても負け。時間が掛かり過ぎても負け。まだ働いた事のないキッチンで、いっぱいシェフがいる中でめちゃくちゃプレッシャーがかかる状態で、料理しなきゃいけなかった。
そこでぼくが作ったのは。。。言えない。恥ずかしくて言えない。。。このブログにはたいがいの事は書いてきたつもりだけど、あまりにもヘボすぎて言えない。。
まぁチキンを使ったメインディッシュなんだけど、野菜のピューレソースで作って味だけは整えた。時間も20分位しか掛からなかった。出来上がりはシンプル過ぎて笑いそうになったけどね(笑)
それでもスーシェフは何を気に入ったのか、それとも妥協したのか、一応その場で合格をもらうことが出来たのだった。
3月からはこのスーシェフの下で、ホテル内にあるレストランで働くことになった。
まぁバッフェに配属されなくてホッとしたけど(前のところで3年やったからね)、またしてもプレッシャーのかかる大変な仕事を選んでしまったなんて、やっぱりぼくの人生って頑張らなあかんようになってるんやねきっと。
まぁそんな訳で無事に就職することが出来ました。今回は最初のほうは張り切り過ぎないで、ぼちぼちとしたペースでやっていこうと思っています。







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