ハーモニデーにオレンジ色のシャツを着る






日本では春分の日にあたる3月21日、オーストラリアではHarmony day(ハーモニーデー)とゆうのがある。
生まれた国や、文化が違ってもこの国ではみんな同じ、お互いに尊敬し合い、分かり合いましょう。とゆうのを祝う日だ。

オーストラリア政府が推進するこの日のイベントは、始まってからまだ15年しか経ってないので知らない人も結構多い。このブログをアップする前にFacebookにこのハーモニーデーの事をポストしたけど「え?なに?そんな日があるの?」といった反応ばかりだった。

ぼくの職場のMantra Legends Hotelでは、Canteen room(キャンティーンルームと言って働くスタッフが休憩をしてテレビを見たり、食事をしたりできる場所)で一人一品持ち寄りのランチパーティーが行われた。

料理はとても簡単なものを用意するんだけど、例えば日本人ならスシとか、インド人ならグラブジャムンとかイギリス人ならスティッキーデイツといったように、それぞれの国の有名な食べ物を持ち寄って、お互いの文化をシェアしようとゆうものだ。

このハーモニーデーのイベントとゆうのは、それを行う企業や学校、その他の組織によるもので、中には民族衣装やダンスを披露しあうところもあるみたい。



うちの娘が通う保育園からも「この日はみんなでオレンジ色の服着るからよろしくなぁ~」と言われてた。ぼくらは2年前までは、オーストラリアに住んでいても日本人社会にどっぷり浸かっていたせいか、このハーモニーデーの事を特に知ってる訳ではなかった。なので「ふ~ん」とゆうくらいの気持ちで娘のリオを保育園に連れて行った。



奥さんがこの日のために、オレンジ色のシャツを買って準備していた。

リオも新しい服を着て嬉しそうで、何かいつもと違うことをする日とゆうのを感じ取ってたみたい。

朝、いつものように保育園に入っていくと、先生たちはみんなお揃いのオレンジ色のシャツを着ていて、子供たちもみんなオレンジ色か、それに近い色(薄いピンクとか?)のシャツを着ていた。

リオを見つけた一人の先生が寄ってきて、「リオもオレンジを着てるのね~めっちゃ素敵やん!みんなも同じオレンジを着てるねんで~We are same.(ウィーアーセイム、みんな同じ)」と声を掛けてくれた。なるほどそうゆうことなのか。

白でも黒でも黄色でもない色の、オレンジ色は、人種の肌の色と関係がないからこの色を選んでいるのかと気づいて納得した。この色だったらみんなが着れる色だからね。


そしてリオはこの日、みんなでオレンジ色のフラッグを作って持って帰ってきて見せてくれた。



オーストラリアは移民が集まっている国なので、人と人をしっかりと繋げようとする日がいくつかあるが、このハーモニーデーもそんな日の一つなのだろう。
ここでは外国人とゆう立場で生きているぼくら日本人だけど、自分たちが意識するほど「外国人」とゆう扱いを受けることが少ないように思う。

日本は単一民族で、日本の中にいると日本人しか見かけないから、外国人がいると特別扱いして、やはり心のどこかで自分達とは違うとゆう目線で見ていることがあるけど、オーストラリアに住んで13年、未だにそうゆう風に考えてしまう気持ちは抜けてないな。

生まれた国や文化が違うから違う人なんだ。でもここではみんな一緒だよ、ってみんなが思い合う日がこのハーモニーデー。今後もしっかりと日本人としての誇りを持ち、違ってもここでは大丈夫なんだ、とゆうことをちゃんと覚えていきたいなと思った日になった。
 

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