【豪州で働く】2週間前にベルサーチホテルで働き終えました。



高い食材の一つ






2年9ヶ月で得たもの


いい思い出

働き始めてから最初の1年半は、尊敬すべきシェフがたくさん居た。

F&Bマネージャーのグラント、Exective chefのクリスとそのパートナーであるPastryのアレックス。

CDCのアンドリュー、ダイアン、CDPのマット、アローン、ジュールなどの、結束も強かったあのチームは、エグゼクティブが辞めるとなった時にほぼ全員いっせいに辞めていったのだ。

それから先、ベルサーチキッチンのクォリティが上がっていくことは無かったね。

「あらら、こんなヘボい感じでもお客さんに出しちゃうんだ。」

「コース料理のポーションコントロールができてなーい(泣)」

「俺昨日休みだったから知らないよ」←こんな事ゆうやつがメッチ増えた。

まぁ外から見たらめっちゃいいところで働いてるねって言われてたし、実際履歴書に書いておくと転職に有利だってゆう話もあるけどね。

ただこうして続々とベルサーチを出て行っちゃったのは、シェフを含めたキッチンスタッフだけでなくて、セールスマネージャーやその他のデパートメントからもたくさんいなくなっていった。

そのポジションを埋める新しい人材を入れなかったもんだから、マネージメント内部の弱さがモロ出ちゃってたね。

確かコーポレートファンクションが大激減したのは、やり手だったモーガンとゆう大ベテランが解雇されてからだったね。

あの時期を境目に、週何本もあったBanquetが2週間に1本みたいになってたんだけど、その頃にはもう下降気流に乗ってたベルサーチでは、誰も危機感を覚えてなかったんだよねぇ。





金持ちパーティー


地元のリッチマンの集まり。

やっぱり5スターホテルだけあって、ハリウッドスターも来てたし、どこぞの国のプリンスも来てたかな。

地元だとタトゥーショップのビッグボスがド派手なバースデーパーティーしたり(ヘリから降り立って花火を上げたり、レストランでストリッパーが踊ったりと下品な乱痴気騒ぎだった)、あのCandy manもよく来てた。

ぼくが最後にいたのはVanitasとゆうVersace のSignature レストランだったんだけど、そこで請け負うファンクション料理内容がひどかったなぁ。

本来なら一人200ドルの料理を出すレストランなのに、しょうもない内容のバッフェを出したりとか。

Vanitasもへったくれもなかったよね。

ホテル側からしたらVenue chargeを取れるからなんでもいいんだよ、みたいになっててさ。






ぼくがゴールドコーストに来た頃のベルサーチホテルって(2002年)、ドレスコードはもちろんあったし、スタッフもたくさんいたし、ホテルもピカピカだった。

このホテルが建ってから19年が経ったんだけど、その間は一度もリノベーションをしてないもんだから、見えないところはシミだらけでボロボロでかわいそうだった。

使ってないのは修繕費だけじゃなくて、人件費の削減が激しすぎく、あんなに広いホテルなのにスタッフが全然見当たらないの。

いつもお客さん怒ってたんだよ。

「さっきからスタッフを探してるんだが全然見つからないじゃないか」ってね(笑)




ベルサーチホテルのベルサーチってのはイタリアのブランドで、メデゥーサヘッドがモチーフのアレ。

建物や絨毯、家具からお皿など全てベルサーチ製を使ってて、めっちゃ豪華なんだ。

実際に客室に入ると、「お皿300ドル、コーヒーカップ120ドル」みたいなプライスリストが置いてあって、いかにもベルサーチですみたいなお高いブランドアピールがされてるんだよね。

まぁ高いだけじゃなくて、建物やエントランスの石畳はイタリアからの職人さんたちが手作りて施工してくれたとゆう、素晴らしいものでもあるんだ。

でもそれなのに、一度もリノベーションしてないとゆう雑な扱いは、イタリア好きなぼくとしては悲しい気持ちにしかならなかったね。

知ってる?

本国イタリアにある、例えばフィレンツェのドゥーモなんかは500年以上前に建てられたものなのに、今でも綺麗だし、人々から大切にされてるんだよね。


それなのにゴールドコーストのベルサーチホテルときたら、建てられてからまだ20年も経ってないのに、もうないがしろにされてるとゆう、イタリアに対してのリスペクトのなさ。

情けないったりゃありゃしないよね。








まぁここまでダラダラと書いちゃってるから、読んでる人もいないと思うからもっともっと書いちゃうけど、現在のゴールドコーストベルサーチホテルのオーナーは、ニイハオの国の人なんだよね。

それもニイハオしか話さない強者。

通訳はいるんだけど、それもみんなニイハオから来たニイハオな人たちなので、たぶんオーストラリアンビジネスを知らないんじゃないの?ってのが内情に詳しい人たちの共通意見となっている。

まぁどこの国の人がどうとか言うってのは、あまりにマナーが良くない事なんだけど、イタリアのブランド、カルチャーをもっと大切にしましょうよと言いたいんだよ。

でもやっぱり、ニイハオな人たちにはそういった感覚はないんだろうね。 とまぁつらつら書いちゃったベルサーチホテルの悪口(笑)

自分はそう思ってるんだからしょうがないし、これも一個人の意見として受け止めてくださいませ。



辞めた理由


ぼくがベルサーチホテルを辞めた理由は3つある。

1つ目はホテルスタッフから西洋人が減ったこと

ぼくが入った時は、青い目と金髪だらけだった。

こんな言い方すると人種差別と捉えられやすいのだが、やっぱりオーストラリアなんだから白人の方が多いんだし、それがナチュラルなもんだと思っている。

そしてそうゆう西洋人だらけの環境で働けるってのが、オーストラリアの現地企業で働く楽しさであると思っている。

この辺の感覚ってのは、ワーホリの時に憧れてたものがそのまま変わっていないとゆう感じなのかもしれない。

西洋人ってゆうと英語のネイティブばっかりだし(中にはドイツやオランダ、イタリア、フランスも多い)、何よりバリバリの英語環境なんだよね。

ワーホリの感覚のままの、「英語への憧れ」を楽しめる環境だからさ。






だからあれだけたくさんいた西洋人たちが消えて行って、代わりにニイハオを中心としたアジアンが増えたところで興醒めしちゃったってのが、正直な話かな。

どっちも同じく英語環境ってのは変わらなかったんだけど、「英語の緊張感」は全く違ったもんだったからね。

やっぱりぼくは、西洋人がたくさんいる環境に身をおいてたいんだよね。

2つ目はネガティヴオーラが満載してたこと。

ベルサーチホテルでの口癖は、「Fuckin shit!!」と「I don't care.」とゆう、無責任でネガティヴなやつばっかりだった。

朝っぱらから、「みろ!俺はこんなにやらなきゃならないことがあるんだぞ!やってらんねぇよ」なんて口論はしょっちゅう起きてたし、「I hate my job」って言いながら働いてる奴も何人かいたんだよね。 

ぼくは周りの人間関係に引きずられやすいタイプだから、自分だけはポジティブになんてなれなかったんだよねぇ。



3つ目はメンテナンスを一切しなくなったことで、日々のパフォーマンスに影響があったこと。

エレベーターが動かないので、ゲストと共有してください。

とゆう状況が2週間続いた時はまいった。

一つのエレベーターの箱の中に、綺麗な服をお召しになられたゲストと、肉の匂いプンプンの料理を運ぶシェフ、それと清掃員によるくっさーいゴミ箱が一緒になって、下から上まで移動した時は参った。

ゲスト用のエレベーターも壊れてて、1機しか動いてなかったからしょうがない状況だったんだけどさ(笑)

オーブンもグリルも壊れたままだったキッチン。




それとこれは裏話。

ゲストルームの電球が切れてると文句言うためにフロントデスクへ電話をかけたゲストが、それからさらに怒った理由がある。

それは、「明かりがつかないだけじゃなく、部屋に備え付けの電話も壊れていたから」とゆう5スターとは思えない、カオスてぃっくな状況がしょっちゅう起きていた。

まともな神経持ってたら、そら働くのも嫌になるよ。





最後になりましたが、ベルサーチホテルで働いて本当に良かったと思ってます(散々悪いことも書きましたが)。

現地企業で働き始めてから約6年が経ち、憧れだったベルサーチホテルでの経験はこの先の語り草となるだろうし、だから運良く滑り込めて本当に良かった。

日本人らしく生きるのであれば、このままずっとここで働き続ける。ってな感じなんだろうけど、ぼくの中でオーストラリア生活ってのは一つのチャレンジであって、そのためにはどんどん環境を変えて新しい人間関係の中に飛び込んでいくことをしていきたいって思ってるので、まぁ最後は不満タラタラだったけど、次のチャプターに向けて頑張って行きたいと思う。

これまで見守ってくださり、応援してきてくれた皆様、どうもありがとうございました。

また次の職場で会いましょう。









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