パーフェクトビーチブレイク
7月の初日はいい波に恵まれた
人それぞれ波のクォリティーに対する評価の仕方は違うだろうが、ぼくにとって今日みたいな日は
「It's perfect!」だろう。
「It's perfect!」だろう。
オフショア、大潮、コンスタントに入ってくる東うねり。それに加えて青空の広がる穏やかな天気と海底まで透き通るクリアーウォーター。
ゴールドコーストの波はそれこそ年中コンスタントに割れてていつもいい波だが、今日みたいなパーフェクトデイはそんなにやって来るものでもないので、
「生きていて良かったよー」と涙を流しながら喜んでしまった。
「生きていて良かったよー」と涙を流しながら喜んでしまった。
エスプレッソの後で
朝活に勤しむぼくは、朝日が昇る時間の6:30amにビーチに出て波チェック。
潮回り的にはハイタイド直前で、なんかしっくりこない感じだった。
先に朝食を済ませ、最近マイブームのエスプレッソを30秒で平らげもう一度見に行くことに。
すると早朝よりもサイズが上がり、ムネカタの綺麗なブレイクがあちこちにあり、サーファーも増えてきていた。
早速家に戻り、もうフットプリントでベコベコになって来ているDX-1を抱えてオーシャンバンクに向かって行った。
ここで一つの判断ミスが。
あまりにも天気がいいので暖かいと思ってシーガルを着て海に入ったら寒かった。
異次元な世界に
沖に出てから見るパーフェクトウェーブは、とてもとても美しかった。
空が反射するほどテラテラと光っている水面が遥か遠くまで平らになっていて、どこかの異次元な世界に来てしまったのかと思うほど非現実的な景色が目の前に広がっていた。
音も無く静かに入ってくるウネリが、規則的に綺麗にブレイクして見惚れてしまうほどだった。
またそれらの波に乗ればなんでも思い通りな技が入るほど快適な波で、レジェンドサーファーのリッチョーが言う
「波乗りは考えるのではなく、波の声を聞いて教えてもらうものだ」ってゆう意味が今日は少し分かった気がする。
余分な力は一切使わないで波に言われるがままに、ボトムに下りたらトップに上がりリップの力が足に伝わればまたボトムに向かって波のフェイスをスムーズに下りて行く。
決して派手なアクションではないが、自分の力を一切使わずに波のパワーを最大限に使えたライディングが出来ると最高に気分がいい。
陸の上ではどうやっても味わえない快感だ。
夕陽と月明かり
夕方になると今度はまん丸の月が出て来て、空が幻想的な景色になった。
一日を通しての潮の動きとゆるい風が影響されて多少のコンディションの変化はあったが、ずーっといい波の一日だった。
サンセット前にちょっとだけ残った波を楽しんだ。
そこで会ったローカルのダニエル。
スーツ姿でビールを飲んで海を見ていた。
「おい、Yoichi。まさか今日一日中こんないい波だったとか言うんちゃうやろな?」と聞かれたが思わず
「うん、ずっと朝からこんなんだったよ。あそこのバンクと向こうのバンクでいいのが割れてて」ぼくもいい波でテンションが上がってたので一気に話しちゃったが、ダニエルはすごく悔しそうな表情を浮かべ
「くっそー!今日は朝の7時から働いてたんやぞ!知ってたら仕事を休んだのに。よし、明日は6時にはパドルアウトしてやるからなー。明日も絶対ええ波やろ?なぁYoichi?」
ローカルのくせにこんなにムキになるなんて期間限定でしかここでサーフ出来ない観光でやって来た人みたいだなと思ったが、サーファーとゆうのはみんなこうである。
パーフェクトデイを当てたぼくが嬉しさ余ってこんなに語ったブログを書いてしまうように、外したらその反面怒り混じりの感情が出て来てしまうのだ。
どうかダニエルの為にも明日もいい波であって欲しいな。
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