洪水災害で危機一髪!領事館の迅速な対応に感謝。
ピッキングに向かった先で洪水災害に!
数年前の夏、セカンドビザを取るためにピッキングへ出かけて行ったワーホリメーカーのYちゃんが洪水の被害に遭い、日本領事館職員によって救助されたとゆう話を思い出したので書いてみたいと思う。
テレビの向こうでは床上浸水が!?
その時ちょうど朝のニュースを見ていたぼくは、夏には時期になるとあちこちで起きる洪水の様子を他人事のように思って画面を眺めていた。
テレビの画面に映し出されてたのはメルボルンのどこかの田舎町で、川が決壊して町に水があふれてきて住民は避難しなければいけないとゆう緊迫した状態だった。そこで何となく思い出したのがつい前日にピッキングに出かけて行ったYちゃんの事。確かテレビに映ってる町に行くと言ってたような気がしたのだが。
ぼくの奥さんがすぐにYちゃんの携帯にかけてみると、まさにテレビの中に映し出されている避難している住民に紛れている最中だった。
オージーファミリーにシェアハウスとして入居したばかりでこのハプニングに遭ったYちゃんは、家の前まで来てた消防車に乗せられて、腰近くまで水かさが上がった家の中から脱出していた。
消防車が玄関先まで迎えに来ていた
ぼくらが電話を掛けた時はまさにその時だった。
その後も携帯をつなげたままにしたかったのだが、電波が弱くてすぐに切れてしまい、なかなかつながりにくいとゆう状況に。
とぎれとぎれの電波の中少しずつ会話を繋げていくと、どこに向かっているのか全く分からず、持ち物は携帯電話と財布のみ。朝の寝起きを襲われた突然の出来事に、なにも準備が出来なかったらしい。
しかもYちゃんは英語があまり得意ではなく、一緒に避難した周りのオージーが何を話しているのか全く理解できないとゆう状態だった。たぶん緊迫した状況の中でみんなパニックになりながら話していたんだと思う。そんなのぼくら日本人が聞き取るのは難しいに決まってる。
バスのようなものに乗せられたYちゃんは、何処か分からない避難所のようなところで降ろされて、そこには赤十字がいて食料の配布が始まってて、これからどうなるのか分からなくて、どうしたらいいのか分からなくて。
そんな事を言ってる間にまたどこか違う場所に移動しなければいけなくなったとゆう。
英語が分からない。どこにいるのか分からない。
Yちゃんは自分が何処にいるのか分かってないのに、そこからさらに離れなければいけないのは危険なんじゃないかと思ったぼくは、そこにいる事を勧めたのだが、英語が分からないがゆえ、とりあえず言われるがままYちゃんと数人だけが移動させられたらしい。
どうにか助けなきゃとゆう思いでぼくも焦り始めたのだが、メルボルンの事はよく知らないし、携帯は繋がりにくくて状況を完全に把握できないし、ぼくらもとても困った。
もしかしたら助けてくれるのかも!領事館に連絡
そこでブリスベンの領事館に電話をして、アドバイスを受けてみようと考えた。しかしその日は日曜日で休館日。ホームページを開いてみると緊急連絡先の携帯番号があったので掛けてみた。
対応してくれた職員の方はとても親切だったんだけど、メルボルンで起きていることなのでメルボルン領事館に連絡を取らなくてはいけないとのことだった。
こちらの連絡先を伝え、Yちゃんのフルネームと携帯番号を伝え連絡を待った。
ぼくがブリスベン領事館の人に伝えれたのはYちゃんが向かった先の地名と、そこで洪水が起きてて住民が避難した事。Yちゃんはどこか分からないところに連れて行かれててどうしたらいいのか分からないとゆうこと。たったそれだけの情報しかなかったのだ。
これでどうにかしてくれなんて無理があるだろう。
果たしてどうなったか。
外務省の迅速な対応
それから何度かブリスベン領事館の方から連絡をもらい、状況を報告してくれた。
まずメルボルン領事館の職員も休暇中だったので、ブリスベン領事館から日本の外務省へ連絡が行き、外務省からメルボルン領事へ直接連絡が行ったそうだ。そしてメルボルン領事館職員がYちゃんを救助するために洪水被害が起きている地域に向かってくれた。
確か夕方前にはYちゃんから連絡が来て無事だとゆうことだった。Yちゃんによると、なんだか分からないけど偶然領事館の人がやってきて、連れて帰ってくれることになったと言っていた(笑)
Yちゃんが無事なのを確認できたぼくはホッと胸をなでおろし、すぐにブリスベン領事館の方へ電話をかけ、丁寧にお礼を言った。
その方によると、オーストラリアとか日本には国際的な協定があって、災害が起きた場合、外国人も自国の人間と同じように人道的救助をしなければいけないことになっており、こうした彼女だけが避難所をたらいまわしにされるとゆうのはあり得ないことであり、一応オーストラリア政府へも抗議の一報を入れておくことになると言ってくれた。
日本政府に感謝。海外でも安心して暮らせてます。
日本から遠く離れたオーストラリアで暮らしていても、ぼくらの事を電話一本で助けてくれた外務省、領事館の方々には心から感謝の気持ちでいっぱいである。
これからもう少し洪水災害が起きやすい時期が続くので、それらの地域に足を踏み入れる人はどうか気を付けましょうね。
Photo by 9news.com.au
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