【ゴールドコースト ブログ】サーファーが海に向かって一礼
サーファーとは
5月が終わった。
しかも小波で終わってしまった。
例年であれば今月はいい波が来て、毎日フラフラになってるはずだったんだけど。
どちらかとゆうと外れ年な2019年の秋、ゴールドコースト。
地球環境の変化が、ってのもあるんだろうが、これも自然界のなせる業である。
ぼくらサーファーは、それをそのまま受け止めるまでである。
自然界へのリスペクト
最近ぼくは海に一礼をしている。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
と、誰かに聞かせるわけでもなく、ただ海に向かって敬意を示している。
その理由は?と聞かれたことがあるんだけど、うまく答えれなかった。
ぼくにそうやって聞いてきた人ってのが、ムカつくぐらいちょっと半笑いだったので、なんか恥ずかしいことをしているかのような気持ちになってしまい、心の中で自分が思っていることをちゃんと答えれなかったってことがあった。
変なことをやっているんだなってゆう自覚はある。
だって周りを見渡しても、誰もそんなことをやっているサーファーはいないもんな。
こうやって海に一礼をするってのは、大自然の海に対しての感謝と敬意を示しているとゆう形を取ってはいるのだが、実際は自分自身に対するリスペクトなんじゃないかなって最近気づいた。
毎日波に乗っている自分。サーフィンが好きで好きでたまらない自分。
海に入ると心が整う、心身ともに健康的な自分。
そんな自分が今日も海に来れたこと、そして無事に海から上がってこれたことに対しての、一礼なんじゃないだろうか。
結局自分なんだよね。
自然へのリスペクトと言いつつも、ベクトルが自分に向いているんだよな。
「こんなんでいいのかな?」
そんな疑問をもっているから、「なんで海に向かって一礼しているの?」と人から聞かれた時には、恥ずかしい気持ちになったりするんだと思う。
暇つぶしに見ていたツイッターに、こんなのがあった。
海上りに一礼してる人がいて若干ひいた。
海上がりに一礼してる人いて若干ひいた(~_~;)— ずん… (@Seki1120Masa) 2019年5月30日
さらに、
意識高いー💦
あまり意識高めだとちょっと💧
なんかね~ショックでした。
一宮変わりましたよね~。気を引き締める思いでサーフィンするなら、どこでリラックスするんだろう。って思いました。
流行ってるんでしょうか?
などと、ツイートが続いていた。
ぼくのツイッターのタイムラインに流れてきてて、なんとなく読んでしまっていた。
普段は気にもしない他人のツイートなんだけど、こうやって気にするってことは、何か自分が引き寄せてるモノなんだなって思って、ちょっと考えてみたんだ。
あぁ傍から見たらこんな感じなんだな、毎朝ぼくが海に向かって一礼しているのって。
まぁぼくの性格的に、人の言ってることなんかはどうでもいいってのが基本なんだけど、最近は他人の意見もしっかり聞こうと心がけてるつもりなので、ちょっとスルーしなかったんだよね。
何が言いたいのかとゆうと、こうゆうことを言われても恥ずかしいと思わず気負いもせずに、堂々と海に向かって一礼できるだけのしっかりとした強い気持ちと考えをもっていかなければならないんだろうなって、思わされたんだ。
しっかりとした考えってのは、最近の自分のテーマでもある「サーファーとして正しく生きるとは?」ってゆうようなことでもある。
あぁぁ、またこれあれだな。
意識高い系💦 って言われちゃうじゃないか(笑)
もっと気軽にやったほうがいいのかもな。
楽しいから海や自分自身へのリスペクト
海が好きだから、波乗りするのが楽しいから。
あまりにも嬉しすぎてテンション上がっちゃって、その勢いで「今日もよろしくお願いしまーーす!!」って海に入っていく。
いい波に乗って気分が良すぎる時なんかにも、海から上がったら「めっちゃいい波ありがとうございましたーー!」って、調子のいい感じでやってればいいのかもしれない。
そうだよ!たぶん、真面目な顔して一礼なんかしてるから引かれるんだな(笑)
楽しくてしょうがなくてテンションアゲアゲだから、そんな勢いで調子のいいことやっちゃってるってくらいのスタンスがいいのかもしれない。
まぁなぜぼくがこんなにも必死になって、「それでも一礼しようぜ」みたいなことを言ってるのかってのは、やっぱりリスペクトと感謝なんだよ。
海に対してと、サーファーな自分へのね。
そうゆうのって本当大切なんだよ。
けど、意識高い系💦 だなんて引いちゃう人がいて恥ずかしいと思うんだったら、ちょっとスタンス変えちゃえばいいさってこと。
そのうちね、深いところまで分かってくるよ。何年もずーっと海に入ってたらさ。
これ、間屋口香プロが、「サーファーと信仰心」について書かれたコラムの一文を抜粋させてもらったものね。
人間の業ではなし得ない「何か」を感じているかもしれない。 大きな海原で一人無力を感じる時。 波しぶき、太陽の光、風が調和した中に自分が居合わせた時。 荒れ狂う海を見て、恐怖を覚える時。 波に乗りながら、波にぐりんぐりんに巻かれながら、サーファーは身体全部をもって自然からのパワーを感じる。 自ずと畏怖の念、敬意の念をいだくまでに導かれる。https://www.redbull.com/jp-ja/surf-for-life-14
一般サーファーでも、こうゆうのをちゃんと理解できるようになれば、海に対して一礼することも自然とやるようになるんじゃないかな。
まぁでも急にはできないからさ、少しずつゆっくりとそういった気持ちを深めていけばいいよね。
海に入る前に水平線をまっすぐに見ながら、「今日もよろしくお願いします」って心の中でつぶやくだけでも、何か感じるものがあるかもよ。
明日もいい波乗れますように。
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