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お客様との会話から故郷を思い出す







ブレックファーストのシフトは、お客さんから見えるところに立っている時間が長いので、話しかけたり話しかけたりと、接客ができるから結構楽しんでいる。

朝のお客さんは、ホテルに泊まっている間、何日も続けて来ることが多い。

その人が来たのは今日で2日目、じぃちゃんに似ている人だった。

そのじぃちゃんに似ているお客さんから、

「ベーコンをカリカリに焼いてくれ」

とゆうリクエストを受けた。

ちょっとだけ時間が掛かるため、お席で待ってもらうことにした。

いつもは我々シェフが直接、客席まで行くのはあまりないのだが、ぼくは自分で持って行って喜んだ顔を拝ませてもらった(笑)

この瞬間が結構好きなのだ。


片言の日本語で「アリガトウ」と言ってくれて嬉しかったのは、その言葉に加えぼくが日本人だとすぐに気づいてくれてたことかな。

それをきっかけに少しだけ話すことになったのだが、どうもぼくにとっては、居心地のいい気持ちにさせられるものを感じたのだ。

それはなぜかとゆうと、じぃちゃんにそっくりだったからだ。

じぃちゃんといっても夏前に亡くなったぼくのじぃちゃんじゃなくて、奥さんの方の、石垣島のじぃちゃん。

聞けばその方はフィリピンから来ていたそうで、道理で似ているなぁとゆう感じがした。


ぼくがそれを言うと、そのフィリピンのじぃちゃんは嬉しそうな顔をしていろんな話をしてくれた。

不思議な感じだなぁと思いながらそのじぃちゃんを見てたら、石垣島のじぃちゃんの事を思い出して、なんだか涙が出そうになった。

そう言えば結婚の報告に行った時に、年に一度でいいから遊びに来てくれよって言われてたんやったっけな。



ふと、日本を思い出す瞬間にいつも泣きそうになるのは、歳を取った証拠なのか、気を張っているからなのか、それにしてもおじぃちゃんとゆう存在はどこの国の人でも温かいものである。