【サーフムービーレビュー】1969年 EVOLUTION / Paul Witzig
EVOLUTIONは1967年から1971年のオージーサーフムービーで、ラディカルなライディングとボードデザインで、世界のコンペシーンにオージーサーファーが頭角を現し始めた時代のもの。
1969年発表、ポールウィツグ監督
登場するサーファー
ケビンブレナン
ジョージグリーノ
ボブマクタビッシュ
ナットヤング
ウェインリンチ
テッドスペンサー等
Hot generation
1969年、まだレッグロープが誕生する前オーストラリア、インド洋、アフリカ、ヨーロッパ、セントラルアメリカ、ハワイ島などの未開の地をサーフボード一つで切り開いていくのは、当時16歳のウェインリンチとナットヤングらの今はレジェンドサーファー。
さらにこの時代は文化が生まれ、音楽、書籍、政治、若者たちの世界に対する見方などが大きく変化した時代なんだとか。
感想
16歳でサーフトリップに出たウェインリンチとナットヤング。
インターネットが無かったあの時代に、どうやってそこに波があるのが分かったんだろうか?って終始不思議に思いながら観てしまった。
どこに行ってもソリッドな波を当てているし、移動は飛行機や船と車なんだけど、ボードケースに入れてる様子もないし、そのワイルドなアドベンチャーは憧れない訳がない。
映像は最初から最後までナレーションが一切入らず、音楽のみとなっている。
またこの音楽が心地よくて、気が付いたら映像の中に入りこんじゃってた。
このあたりの時代のサーフィンを見ていると、ボードが長くてもフィンが一本しかなくても、さらにはレッグロープなんかなくても大きな波に乗って自然にスタイリッシュなサーフィンになるんだなぁって今の自分のスタイルを見直すきっかけにもなる。
クライマックスのオーストラリアンチャンピオンシップは、クラシカルな音楽とともにTed Spencer、Nat Young、Wayn Lynchらのスピード感満載のラインの大きなサーフィンが見れるのでおススメである。
要所要所でサーファーの名前が表示されるので、恥ずかしながらレジェンド達の顔と名前が一致しないぼくでも分かりやすくて助かった(笑)
DVDは残念ながらなかなか手に入らない感じだった
で、いつものサーフムービーレビューのように、アマゾンのリンクを貼って興味ある人がすぐに手にすることが出来るようにしようと思ったのだが、残念ながらDVDを見つけれなかった。
もうすでに観た人は、サントラが忘れられないのでは?
サーフミュージック?とは思えないのだが、聴き始めるとどんどん吸い込まれていく感じを味わってもらえるだろう。
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