【サーファーの挑戦】The Dayを待つサーファーの心境とは?
あなたはThe Dayを楽しみにしていますか?
ぼくはThe Dayのことを思うとワクワクします。
The Dayといっても、ジェットスキーで引っ張ってもらわなきゃ乗れない大波のことを言ってるのではないんだよね。
The Dayは人によってそれぞれ違ってるもんだと思う。
いつもよりも、ちょっと挑戦しなきゃならない状況が、The Dayと呼んでもいいんじゃないでしょうか。
ぼくにとってのThe day
さてぼくはThe Dayを楽しみに生きているんだけど、たぶんもうすぐこのゴールドコーストにやって来そうなのである。
2019年夏のサイクロンスウェル。
まだ今の時点ではトロピカルサイクロンが発生していないのだが、大型の低気圧が北の方にあって、それがゆっくりと南下してきているんだ。
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この気圧配置でデカ波になる気がする。 |
これがゴールドコーストからみて東の海上を通る時に、ビッグなスウェルが入ってくると予想している。
これは、去年2018年2月のサイクロンGitaがもたらしたデカ波の時と状況が似ているところからそう予想している。
- この日はバーレーポイントでビビった時だ(笑)

【サイクロンGita】Day2 5ftレーヘッズでパドルアウト、パドルイン。ダブルのロングバレルを制するローカルボーイズ
https://www.spirit-kooks.com/2018/02/surfing-burleigh-gita-day2.html
サーフィンブログ Spirit Kooks since 2014
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こんなデカい波が来るのは、ゴールドコーストのサーファーたちにとって嬉しいことなのである。
この辺りだったら、ビハインドザ・ロック、グリーンマウント、キラ、アーリー、そしてバーレーポイントで、風とうねりの向きが合えばばっちりいい波が決まるに違いないのだ。
グランドスウェルのこと
デカ波スウェルが入ってくる日の全てが、The Dayなのかといえばそうではない。
たとえばこの大型低気圧の影響で、1週間デカ波の日が続くとすれば、そのうちの1日か2日はグランドスウェルが入ってくる。
これが強烈で、いきなりレベルアップした波が炸裂するキラやアーリー、バーレーポイントでパドルしていても逆らえないほどの強い流れが発生する。
こういったコンディションになることがほとんどなのだが、ぼくにとってはこの時がThe Dayなのだ。
こういっちゃあれだが、サイズのある波に乗るスキルの無いサーファーは、絶対に乗れないであろう。
自信のあるサーファーだけがパドルアウトし、強烈な流れに逆らいながらひたすらパドリングをし続け、さらに混雑している集団の中からどデカい波を取りに行かなければならない。
波のサイズは、オーバーヘッドの2倍はある。
キラやバーレーポイントではデカさもあるのだが、テイクオフポイントからボトムを見下ろすと、底が一気に巻き上げられているのだ。
そしてラインを読もうと先を見れば、もうすでに20メートルも先へウォールが切り立っている。
ハッキリ言って怖い。
「あーヤバい、これは無理だ」
って思ってしまったら、その日は帰らなきゃならない。
躊躇する気持ちが1ミリでもあったら、絶対に乗ることはできない。
練習する時ではない
たまたま運よく自分のところに波が入って来て、ベストポジションだったらいかなきゃならないんだけど、躊躇する気持ちが少しでもあったらダメなんだ。
いくらがんばってパドルインしようとしても、テイクオフできないんだよね。
そしてその中途半端な弱い気持ちは周りのサーファーにすぐにばれてしまって、次からは乗らさせてもらえなくなる。
乗らさせてもらえないとゆうのは、自分が行こうとする波に容赦なくドロップインを仕掛けられてしまうとゆうのだ。
ただでさえデカくてヤバい波で、自分のリミットを超えてチャージしようとしているのに、他の人が手を出して来たら危なくて乗れないんだよ。
「ヘイ!」
って声を出した瞬間に、テイクオフのタイミングが遅れるんだ。
運良く乗れたとして、フェイスを滑ってボトムで踏ん張った時にドロップインされてたら、やっぱり危なくてワイプアウトせざるを得ないからね。
そんなデカ波でワイプアウトしてしまったら、洗濯機の中で3回以上もみくちゃにされるのと同じようにぐるぐるにされ、深い海底に押し付けられて息が切れるまで上がってこれなくなるんだ。
そして強烈な流れに乗って、遠い向こうのインサイドまで行ってしまうんだよね。
かなりネガティブなことを書いてしまってるが、これはこれまで何年もぼくが経験してきたことなのである。
ぼくにとってThe Dayに挑戦とは、このようなハードなデカ波がやって来た時に乗りたい波に乗ることなのだ。
その波に乗れるスキルはあるのか?
スキルか。
まだ乗ったことのない波に挑戦するので、Yesと即答するのが難しい質問だが、パドルインできるだけのパドル力はあると信じている。
そしてThe Dayの為のボードも用意してある。
まずは6'2のStretch Donnyでやってみるつもりだ。
それでも流れが強かったり、デカ波過ぎるのであればアルメリックの6'8でパドルアウトするつもりにしている。
- 去年のThe Dayのキラではミックたちがジェットスキーを使ってたんだよね。
【ジェットスキーでビッグバレルにプルイン】パーコ、ミック、ディンゴが、ゴールドコーストのウォーターポリスに掴まったとゆうローカルニュースについて
https://www.spirit-kooks.com/2018/03/news-surfpolitik-parko-mick-and-dingo-caught-water-police-snapper-rocks.html
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- その前の年はカランビンアーリーで一人でパドルアウトしたこの日のバーレーポイントだったかな。
6ftのカランビンアーリーで躊躇なくパドルアウトした結果
https://www.spirit-kooks.com/2017/06/6ftcurrumbinalley-paddleout.html
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- その前はビーチで強烈なパーフェクトブレイクが出現したこの日だ。この時はまだ、デカ波を見るとビビっててこんな日は指をくわえて見ていただけだった。
ビーチブレイクで10ftオーバー!!キングタイドとノーザリースウェルが重なった結果。
https://www.spirit-kooks.com/2016/06/cyclon-big-waves-goldcoast.html
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まとめ
The dayに対して自分がどうゆう思いでいるのか、それを書いてみた。
誰かに読んでもらいたいとゆうよりは、自分のために気持ちをまとめたとゆうのが正直なところである。
ぼくは次のThe dayには、怖いと思う気持ちを持ちながらもパドルアウトしていくだろう。
キラのピークのど真ん中に座って、乗る気満々でいると思う。
大きな山のようなうねりを待ってるだろう。
自分にとっては挑戦である。
でもねこう言っちゃあれなんだけど、いつだって逃げる準備もできているんだよね(笑)
「あぁやっぱり怖くて全力でパドルインできない」
そう思った瞬間に、ぼくは自分自身で終了サインの鐘を鳴らすようにしている。
ビビってる人間が乗れるほど、ぼくがThe dayと呼んでる波は甘くないからさ。
夏のトロピカルサイクロンが入って来くれば、ゴールドコーストのサーファーたちはポイントブレイクに集結し、波を取り合う日々が続く。
そのうちの1日か2日、グランドスウェルが入ってくるときがThe dayになると思う。
いかに無心になって自分のリミットにタッチできるか。
それがぼくのThe Dayなんだよね。
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