平成最後の波乗りは、ぼくがシングルフィン、しげちゃんがツインフィンのセッション
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シングルフィン、ツインフィン。 |
メローなサーフセッション
ゴールドコーストに住むぼくと、ニュージーランドのタラナキに住んでいるシゲちゃんとのサーフセッションは、シングルフィンとツインフィンだった。
サーフィンを始めて3年のシゲちゃんは、ツインフィン。
これはDHDのミニツインで、長さは5'5のオレンジカラーがかっこいいボードだ。
一方サーフィン歴17年のぼくは、シングルフィン。
バーレーローカルのDick Van Straarenシェープの6′4で、こちらもオレンジカラーだ。
波の声を聞きながら
偶然にも二人ともオルタナ系ボードで、カラーも同じオレンジでのセッションとなり、テンションはアゲアゲだった。
シゲちゃんは普段からツインフィンに乗っているらしいのだが、ぼくはもっぱらハイパフォーマンスのショートボードで、忙しいサーフィンばかりしている。
まぁ今日はたまたまシングルフィンに乗る日になってたんだけど、こうやって友人とサーフセッションは、リラックスできるオルタナボードが楽しいよね。
ほらショートボードって攻めるボードだから、どこかガツガツしがちで、わちゃわちゃと忙しいでしょ。
そして他の人が波を取っていったら、「クッソ~!」なんて思ってしまったりするし。
けどシングルフィンやツインフィンでは、波の声を聞いて波に合わせたサーフィンをしてくからさ、そこにガツガツした雰囲気は一切ないんだよね。
波のトップだのパワーゾーンだの、スプレーがどうのこうのなんてことよりも、波と自分とサーフボードとで、どれだけエレガントに表現できるかだと思うんだよね。
だから他の人が乗っていった波を悔しがることがないんだ。
むしろその一つ一つにリスペクトの気持ちがあるし、波に乗っている姿も、まるでダンスを見ているかのように楽しんでいるんだよね。
サーファー同士の繋がり
シゲちゃんとぼくとは1年以上ぶりの再会で、実は会うのは2回目だし、こうして二人で遊んだのは初めてだったのだ。
そして太陽が昇る前から会って、それから一緒に波乗りして、お互いの波乗りスタイルを披露しあっているうちに、心の波動みたいなのが合ってくるんだよね。
ライディングをみれば、その人となりが分かるってゆうけど、まさにそれ。
知り合った歴が浅くても、こうしてオルタナ系ボードでセッションして互いのスタイルを見せ合えば、それで仲良くなれちゃうんだよね。
これは平成最後の波乗りでの貴重な出会いからのセッションであり、令和へと続く友人関係の始まりになるんだろうなって思っている。
平成最後はシゲちゃんがツインで、ぼくがシングル。
いいセッションができたのだった。
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