ぼくがオーストラリア市民権申請に至った理由




2017年6月19日、ぼくはオーストラリア市民権の申請をした


次のステップは英語の学力テストと面接。無事にクリアするとオーストラリア国籍取得で、公的にオーストラリア国民となるのだ。

申請自体はとても簡単だった。オンラインで37つの設問に答えて、最後に必要な証明書類をスキャンして送信すれば完了。

申請料金は287.79ドルだった。

ぼくがオーストラリア市民権申請に至った3つの理由




  • 理由その1 自分の席を確保
オーストラリアはマルチカルチュラリズムといって多文化主義なのだが、ぼくらのような移民をどんどん受け入れた後に待っていたのは人口過多になりつつあるとゆうこと。

他の先進国に比べて、2500万人とゆうのは決して大きな数字ではないが、世論ではこれ以上の人口増加は経済的な面から望ましくないとの声が多く、政府もそれに答えるかのように移民へのハードルを上げてきている。

これから先、もしかしたら永住権保持者にとっても、不利な条件が課せられるかもしれない。

だからそうなる前に市民権を取って、自分の席を確保しておこうとゆう訳だ。

  • 理由その2 選挙権が欲しいから
現在ぼくは永住権保持者なのだが、国籍は日本。オーストラリアの選挙権は持ってなく、日本の選挙権は当然あるのだが、投票権を手に入れるためには領事館でめんどくさい続きを済ませておかなければならないのだ。

しかしそれらのことをやってまでして日本の投票権を手に入れたとしても、投票しに行くのは邪魔くさいし、自分が住んでない国の政治に対しては正直言って意見する気が起きない。

オーストラリアでの生活は、あと数年もすれば日本で生きてきた年数を超えていく。

これほど長く住んでいるのに、自分の意思を示す1票をもたないで、この国の社会人と言えるのだろうか?そういった小さな疑問を自分に問いかけた時に、市民権を取得して選挙投票権を持つ一人のオーストラリア国民になりたいと思ったのだ。






  • 理由その3 帰る所が必要だから
ぼくが育った大阪の家はもうない。本籍地がある父の実家は父が亡くなった後から、ぼくが帰るところでは無いと思うようになった。

事実として、日本にはぼくが帰る場所がないのだから、この国のどこかにぼくの帰る所を作らなきゃいけないのだ。

まぁ極端な話しなんだけど、このまま日本国籍を保持しながらオーストラリア永住権で生きていくとして、もしも世界大戦が起きたり大災害に見舞われて、どの国も自国民の安全を守る事だけに集中する時が来たとしたら、ぼくは日本に帰らなきゃならなくなる。

それまでオーストラリアで生きていて、大変な時だけ日本に帰ったところで、たぶんそう簡単にはやっていけないだろうと思う。仕事も家も1から手に入れるのは難しいでしょ。
そういった事を考えると、ぼくはこのオーストラリアをどんな時でも帰って来れるところにしようと思っているのだ。


ぼくの人生はサーフィンだ。これからはオーストラリア国民としてここでサーフィンライフを謳歌するぞ




まとめ


実はこの市民権申請を決断するまでには何年もかかってしまったのだ。日本へ帰れなくなってしまうんじゃないかといった不安にかられたり、日本人としての誇りを捨てるみたいな事にもなるんじゃないかと、かなり自問自答を繰り返してきた。

それでもオーストラリア国民になりたいと思ったのは、いつまでも宙ぶらりんで生きていくよりは自分の人生らしくていいと思ったからだ。

オーストラリア国民になってもぼくはれっきとした日本人


近い将来ぼくは正式にオーストラリア国民になる。

日本の法律では二重国籍が認められてないので、ぼくは日本の国籍を返還しなければならない。

もう日本に住むとゆう選択肢は消えてしまうんだと思うと寂しい気もするが、人生の終わりにはこれで良かったと思うだろう。

市民権さえ取っていれば、この国からキックアウトされてしまうかもしれないとゆう不安を抱えることも無くなる。

さらにこれからもっと、この国に根を張って生きていけるんだと思うと、なんだか楽しみでしょうがないのだ。



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