休日返上で仕事も、体調不良でさっさと切り上げて海に向かうのがサーファってもんでしょ。
半世紀前からあそこでサーフィンしているあのおじさんたちって、みんなめちゃくちゃ優しいよな。
個人的に繋がってる訳じゃないけど、こんな日本からヒョコヒョコやってきたハゲ坊主が、いい波の時に必ずいいところでラインアップしてても、一度も嫌がらせを受けた事ないもんな。しかもちゃんとした位置から乗れば、前乗りされることもないし素敵な集団やね。いつかチャンスがあれば、ここで安全にサーフィンさせてくれてる感謝の気持ちを述べたいなぁ。
そんな平和な気分になる8時間前の事。
仕事中になんかちょっとイライラする時は、必ずボスからのイヤミたっぷりなアドバイスを受けた時と決まっているのだが、今日のぼくは完全にサーフィンが関連していた。
オフの予定だった今日は、日が昇る前の暗いうちから(最近のぼくにはいつもの起床時間なのだ)スナッパーかディーバー辺り、とにかく普段は混雑を避けれない、ええ波があるところでサーフィンしようと思ってたのだ。
それが休日返上で働く羽目になり、気分は完全にブルーだった。
たまに思うのが、もしこの波乗りに対する情熱が他の何かに使えたら、もしかしたらビジネスを成功させてお金持ちになってるかもしれないし、シェフとしてももっとすごい人になってると思う。
それだったらそれをやってみればいいじゃないかということにもなってくるが、ぼくの情熱は他の何かに分散することはできないみたいなのだ。
波が上がると海に行きたくなって、なにが何でも絶対に行きたくなる。
昨日熱が出てた事もあって、仕事中もあんまり集中できなかったので、ボスにちゃんと早く帰りたい気持ちを伝えた。
本音はサーフィンやったけど、ちょっとしんどい顔をしながら体調不良と言ってやった!だって仕事の優先順位はサーフィンよりも下やからしょうがない。それでも8時間半はばっちり働いてるから何の問題もないんやけどね。
そこからはもう無我夢中で家に帰って、バーレーに向かったんやけど道中の記憶なんて全然ないからね。今日の晩飯は任せろなんて適当な事を、奥さんに言って家を飛び出したのだけ覚えてる(笑)
ぶっちゃけあまりいい波には乗れなかったけど、バーレーの波が上がった時にちゃんと入ることが出来たってことで大満足。
これで演技してまでも、早く帰って来てよかったと思えるね。
ぼくの情熱は完全にサーフィンに向かっているのだ。
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