【本格的なオーストラリア暮らし】オーストラリア市民権のテスト内容が簡単だった件



一発で合格


先日見事にオーストラリア市民権のテストに合格し、市民権取得の最終段階に入った。

あとはイミグレーションからのメールを待つだけだ。

次はCitizenship ceremonyに参加し、政府からの認証を得ると正式にオーストラリア国民となる。






オーストラリア市民権

オーストラリアの永住権でもオーストラリア市民と同じように、福祉手当や医療、教育など、かなりの恩恵を受けながら快適な暮らしを送ることができるのは確かだ。

オーストラリア市民となると新たな責任が与えられると同時に、様々な新たな恩恵も受け取ることになる。

責任

  • 法を遵守する
  • 選挙で投票する
  • 必要が生じた場合はオーストラリアの防衛に携わる
  • 要請があった場合には陪審員を務める

権利

  • 選挙で投票する
  • 国家公務やオーストラリア防衛軍への職に応募する
  • 議員に立候補する
  • オーストラリアのパスポートを申請し、自由にオーストラリアに再入国する
  • 海外にいる間、オーストラリアの政府職員から援助を受ける
  • 海外で生まれた自分の子供を血統によりオーストラリア市民として登録する



条件と面接内容




オーストラリアの国籍を取得するには、永住権を4年以上保持していることが条件となっている。

面接では戸籍謄本やパスポートなどのIDチェック、子供を学校に行かせているのか、就労はしているのかなどの質問に答えるだけであった。

たったこれだけの条件である。

生まれたところや、皮膚や目の色は全く問われないフェアな国なのだ。

これから何年にも渡って豪州に滞在するつもりで、さらにここに骨をうずめる覚悟があるのならばぜひ今このタイミングで、市民権の取得を考えたほうが良い。


毎年変わる法律によってハードルが上がる可能性もある


現在は英語のスキルが最小限なぼくでも、簡単にクリアするほどの簡単なテストだったが、来年からはどう変わっていくのか分からない。

IELTSが導入されるかもしれないとの噂も流れてるからね。

これからますます人口増加が見込まれている豪州なので、移民への扱いも変わってくるはず。

市民権へのハードルが上がり、永住権保持者へのリエントリービザ、5年更新の費用(2017年12月現在$365)が高くなって、負担が大きくなるかもしれないとぼくは予想している。

永住権よりももっと安全圏でオーストラリアに身を置きたい人は、今すぐに行動した方が良いと思うよ。

ではせっかくなんで、市民権テストではどんな問題が出たのか、ここで晒しておくので、参考にどうぞ。




市民権テスト



市民権テストはコンピューターで行われる多肢選択方式 の試験であり、英語で実施される。

市民としての義務と権利につ いて適切な知識を有しているか否かを判定するように 構成されている全20問。

試験に合格するには最低75パーセント、つまり20 問中15問に正解しなければならない。

試験対象となるのは以下3つのカテゴリーでランダムに出題された。


  • Australia and its people オーストラリアとその国民
  • Australia's democratic beliefs, rights and liberties オーストラリアの民主主義の信念、権利、自由
  • Government and the law in Australia オーストラリアの政治と法律


当日出題された問題例

What do we remember on Anzac Day?
What are the colours of the Australian Aboriginal flag?
Whatis official symbol of Australia identifies Commonwealth property?
What statements about government in Australia is correct?
What is an example of freedom of speech?
What is an example of equality in Australia?
What is a responsibility of Australian citizens aged 18years or over?


最初は難しいのかと思ってたのだが、テキストを全部読んでいればすぐに分かる内容ばかり。

テストはコンピューターだし、答えは3択なのでイチかバチかも当たりやすい(笑)

まぁオーストラリア在住においては常識問題だしばかりなので、この際にしっかりと勉強してみては?

このリンク先には、テキスト、練習問題、日本語訳のテキストが満載。
http://www.border.gov.au/Trav/Citi/pathways-processes/Citizenship-test/Australian-citizenship-test-resource



移民の受け入れが広いオーストラリア政府の姿勢に感激




そしてここだけの話、ぼくがテストを受けたTweed headsのイミグレーション職員たちはすごく優しかったのだ。

プレッシャーを抱えテストに挑むぼくたちを常に和ませてくれて、さらにはこんなことまで言ってくれた。

合格するには75%以上の正解が必要だけど、もし不正解が多くても諦めないでね。私たちがもう30分時間をあげるから、この場で勉強しなおしてもう一度やり直しをさせてあげるから


なんとゆう優しいお言葉なんだろうか(笑)

新しい市民を受け入れる姿勢がとても心広くて、涙が出たよ。

ぼくはたまたま正解95%で合格できたのだが、もしそうでなくても合格できただろうな。

今なら本当に誰でもオーストラリア国民になれると思う。

日本国籍の事や、老後の事など、決して簡単とは言えない問題も付いてくるオーストラリア市民権取得だが、ぼくは心から嬉しく思っている。


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