人生で最初に働いたオージー企業を辞めて、ぼくが転職する本当の理由
3年働いたホテルを退職しました
3年とゆう節目を迎えるにあたって転職を決意した。
その理由は、「せっかくオーストラリアに来たんだから色んな所で働き、色んなシェフと出会って、自分の知らない世界を知りたい」からだ。
幸い豪州社会では同じ会社で長く勤めることは、必ずしも素晴らしいことだと思われない傾向があるので、こんなちゃらんぽらんな考え方でも動き回ることができるはずだと思っている。
今だから言っちゃうけど、Legends hotelに入って最初の半年は毎日が辛くて辛くて、家に帰ってくると体育座りをしてしょぼんとしていたのだ。
日本人以外の人たちと働く厳しさに、ついて行けなかったってことよね。
そしてすぐにでも辞めたいって思ってたけど、豪州社会でも経験が全くなかったぼくには他に行く所がなかったのだ。
だから「最低2年は働く」と決めて、仕事の辛い面もポジティブに考えなおしてなんとか乗り越えた。
色々あったけど、ローカルレストランではできないような大きな仕事が経験させてもらえてすごく感謝している。
素晴らしい人たちともたくさん出会えたしね。
結局3年働いたのは、その間にCommercial cookery certificateを取得する機会に恵まれたからだ。これを持ってるのと持ってないのとでは仕事をゲットできる確率が全然違ってくる。ぼくにとっては足枷が取れた気分だった。
こっちの社会って資格重視なところがあるからね。
オーストラリアって食の歴史が浅いからなのか、市場では常に目新しいものが求められている。そういったところでしのぎを削るとなると、やはり自分にも視野の広いマルチなスキルが必要だと思っている。
言ってみれば、「広くて、ちょっとは深く」である程度は通用しちゃうところなのだ。
「色んなところで」とゆう自分の欲求に従った結果、転職をして新しいところでの挑戦とゆうのが自然な流れとなったのだ。
周りの方たちからは、奥さんの不安な気持を案じてくれる言葉をいくつか頂戴したが、彼女はこれまで通り一緒についてきてくれるとのことで感謝の気持ちでいっぱいである。
さて新しい職場にいくのはいつだってナーバスだ。それがステップアップの証拠であり、その気持ちがないなら何の意味も持たないとぼくは思う。
シェフとゆう仕事を通して色んなフードビジネスに携わり、様々なバックグラウンドをもった人たちと出会っていきたい。
遠い将来だが、老後にはそういった経験が自分の財産となってオーストラリア生活が豊かなものになればいいなと思っている。