マントラレジェンズホテルで働いた経験

ぼくがマントラレジェンズホテルで働いた経験は、これからオーストラリアでシェフライフを送るにあたっての第一歩となった。
洋食未経験でシェフのティフィケートも持ってないとゆう見習いのような状態で雇ってもらったのだが、それでもなんとか3年間は続けることができた。
このホテルでいい経験になったのが、大きなオペレーションの下でボリュームの多い仕事をすることができた事。
朝食バッフェはシェフ一人で300人から400人こなさなきゃいけなかったし、バンクエットキッチンも兼ねてるところだったので、50人から150人のモーニングティーからランチ、アフタヌーンティーまでやらなきゃいけなくて、正直いつもいっぱいいっぱいで大変だったけど、やりがいは十分にあった。
プレッシャーも半端なく多い仕事だったけど、一つづつ乗り越えていくたびに自分が強くなっていく(シェフとして)のが実感できて、いつも楽しかった。
入った当初は厳しかった周りのシェフ達も、ぼくが仕事を覚えて認めてくれるようになる頃には仲間として認められていた。

インターナショナルなメンバーの中で、どうやれば上手くいくのかなんて誰も教えてくれないし、自分の考えが正解なのか不正解なのか今でも分からないけど、とにかくせっかくオーストラリアにいるんだから、一筋縄ではいかない人間関係でもいつも楽しむ姿勢だけは崩さないように心掛けていた。



3年の間にはディナーチームでも頑張ったし、VIPファンクションもたくさん経験させてもらえたが、特にいい思い出となったのは日本のサッカーチーム、「浦和レッズ」が遠征に来た時に担当させてもらった時のこと。
当然ながらレッズは見事にブリスベンのロァーズを破り、勝利を持ち帰ることができたのだ。

その時に仲良くなった鈴木啓太選手とはサーフィンに行ったりもしたし、今でもたまにメッセージのやり取りをしている。
さらにラッキーにも恵まれて、会社のサポートでコマーシャルクッカリーサティフィケートを取得することが出来たのだ。

働きながら勉強するのは大変でもあったけど、この資格があれば今度は違うホテルにも挑戦できるのですごく助かった。

それに他のシェフから下に見られることも、なくなるはず。
日本からずっと料理の仕事をしてきたが、ここオーストラリアでは日本食だけでは働けるところが限られてくる。

そういった制限を自分で破ることができたので、これからオーストラリアでシェフライフを送るにあたっての、第一歩となった。
こんなぼくを雇ってくれたヘッドシェフには、一生感謝したい気持ちでいっぱいだ。





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