【オーストラリア市民権】愛国心を堂々と持つ生き方。これはオーストラリア国籍に変えた後から、ぼくが思い始めたこと。
ぼくも立派なオーストラリア人なんだ
オーストラリアの市民権のテストにパスしてから、早3ヵ月が過ぎた。
これから市民権授与式のようなセレモニーに出席し、それから公式にオーストラリア市民となる。
もうすでに、パスポートなどのシステム上はオーストラリア国籍保持者と同じ扱いになっているらしく、旅行などで国外に行くときはイミグレーションに報告をしなければならない。
とゆうことでぼくはオーストラリア市民だ。
オージーと呼ばれる「オーストラリア人」になったとも言えると思う。
でもそれがいったい、どうゆうことなのか?
豪州国籍を取得しただけで、何が変わったのか?
晴れてオーストラリア人になったのだが、残念ながら急に英語がネイティブのようになった訳でもなく、典型的な無神経オージーのようになったって事でもない。
表向きは本当に何も変わってないのだが、実は自分の中では大きく変わったことがいくつかある。
だからゆえ、オーストラリアの市民権を取得してよかったと心から思う。
市民権を取得して変わった事
一歩前に出るようになった。
自分が日本人だとゆう意識は今でもしっかりある。
日本人らしいところである、勤勉、謙虚、寡黙さなどは、日本の心を映し出した美しいキャラクターであり、ぼくは今でも意識的に大切にしている。
オーストラリアではなかなか理解されがたい、例えば謙虚さなどは、人間関係を育むうえで時には足枷にもなりかねない。
謙虚さは自己表現、積極的な発言の反対のところにあるものなので、オーストラリア社会に入ってみるとなかなか上手くいかないことに戸惑ったりするのだ。
しかし市民権取得後は自分もオージーなんだとゆう強く意識することから、相手と対等な立場と思うようになり、オージーたちと接するのも楽になってきた。
英語
英語はなかなか上手くならないもんだね。
常にオージーとつるんでる訳じゃないので、決められた空間でしかリアルな英語を話さないので、やはり頭の中はほとんどの場合、日本語でいっぱいになっている。
少し前までは英語が上手く話せない自分に自信が無くて、最小限のコミュニケーションだけで、仕事や日常生活を乗り越えてきた。
しかし今は自分もこの国の人間なんだ、あいつと同じオージーなんだ。
ただバックグラウンドが違うだけ。
そう思うとぼくの下手くそで最小レベルの語彙力ででも、「なんでぼくの話す英語が分からないんだ。下手なのはしょうがないだろ、普段は全く違う言語を話してるんだから。このマルチカルチャリズムな国でお前のような英語しか話せない奴の方が珍しいぞ。もっと色んな国から来てる、様々なアクセントを理解しようとしなければならないんだよ」って言ってやることが出来るようになってきた(笑)
若いオージーたちは鳩が豆鉄砲を食らったような表情を浮かべてくるが、だってぼくもオージーなんだもん。これぐらい言ってもおかしくないでしょ(笑)
政治は他人事じゃない
市民権を取得すると、自動的に選挙権を有することになる。
この国のシステムでは選挙での投票は必ず行かなければならないようになっていて、さもなければ罰金約100ドルとなっている。
だからとゆう訳ではないが、自分も選挙権を有する市民となったからには、行政の動きなどに目を向け、耳を傾けるようになった。
だって国のシステムを変える、もしくは支持できる1票を自分は持ってるんだから。
ゴールドコースト市がおかしな事をやってるならば、それを堂々と行動での反対意見を示せるとゆうのだ。
市民権取得前は何が起きても他人事のように鼻の先で笑っていたのだが、今では真剣に自分の国で街で、何が起こってるのかを知りたいと思うようになった。
愛国心
この3つの漢字を出すと、日本人にはどうしても違和感を感じさせてしまう。
なぜだか分からないが、変えようのない潜在意識だと思う。
ぼくはこのオーストラリアに愛国心を持っている。
綺麗なブルーの国旗と元気に歌える国家、そして未だ見たこと無い壮大なオーストラリア大陸に大きな青い空と海。
カンガルー、エミューにコアラやロリキートなど、固有の動物たち。
人間はアングロサクソンが大半以上だが、アボリジニーもいるし、アイランダー、アジア、そして仲良くなりやすいラテンなどなど、色んなのがいる。
それら全てまとめて、ぼくはオーストラリアが大好きだ。
そんなオーストラリアの為に立ち上がりたいと思うし、この国をもっともっといい国にして行きたいと思っている。
おわりに
ぼくが持っているオーストラリアへの愛国心を書いてみたのだが、たぶんオーストラリアだからこんな風に思うようになった、とゆう訳ではないと思う。
自分がそこで骨をうずめるまでやっていこうって決めた場所があるなら、ぼくはどこででも愛国心を持ったんじゃないかな。
ただ今回こうやって市民権取得のプロセスを踏んでいくうえで、こう言った気持ちが強くなっていったことは確かだ。
もうぼくは、他所の人間では無いんだからね。
ただ勘違いされたくないのが、日本を捨てたってことではない。
そして日本の悪い所ばかりをピックアップするような、暇人になった訳でもない。
このオーストラリアで本気で生きていく、そういった思いが強くなっただけなんだよね。
国籍を変えた後にぼくが思ったことは、毎日を送る上でとても強い気持ちが芽生えた出来事であったのだった。
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