バーレーヘッズは最高のチュービーコンディションだった。【ボクシングとサーフィン】 少しハードルの高い波への挑戦で、テンションを上げなきゃならないときに使うボクシングトレーニング
ワンツーの一撃でチューブインを楽々こなす
スピードのあるアタックで、アプローチしなければならない時もある。
そんな時に有効なのが、Matrix boxing gymで習得したボクシング。
10秒ラッシュを仕掛ける時のテンションを、再現するのだ。
顎を引き肩の力を抜いて腰を乗せ、素早くパンチを繰り出す。
休まずどんどん打って打ちまくる。
メローでリラックスモードだけではない海の中での、特にチュービーなコンディションでピークの一番奥からチャージするには、もっとアグレッシブに素早い動きが必要になってくる。
なんてことを考えられさせてしまった今朝のバーレーポイントでは、カタアタマのスモールコンディションながらも、シャーキーズではたくさんのチューブが炸裂していた。
満月とサンライズが同時に空へ上がっていた
セット間は長かったのだが、コンディションはグラッシー。
完璧な角度でうねりがヒットしており、ロングバレルセッションとなった。
心が洗われるほどクリーンで美しい波がシリンダーのような筒を描き、そしてそこに触れたものだけが知ることになる「波がヒネラレタ感じ」で、テイクオフのタイミングがスーパーアーリーでシビアだった。
だからぼくは何度もパーリングしてしまい、ぐるぐる巻きにされまくったのだ。
サンライズが昇る前、波が向かう方向の南西の空にはゴールデンカラーの満月が浮かんでおり、どうしてもそれが視界に入ってしまった。
サンライズが迫る東の空には、オレンジ色の光線を発しながら水平線を押し上げるように太陽が昇ってきていて、その反対側には満月がぽっかりと浮かんでいたのだ。
癒されないわけがない。
ぼくは完全にポワーンな気持ちになっていて、ソリッドなセットが入ってきてもゆるーいモーションでチャージしてしまい、そしてやはりスピードが足りなく、思いっきり海底に叩きつけられた。
こんな時に、テンションをビルドアップさせるためにぼくが使っているのが、ボクシングジムで習ったシャードーやスパーリングでの早打ちだ。
ボクシングジム |
アグレッシブな気持ちでチャージしなければならない波もある
あの頃のトレーニングは、本当にハードだった。
軍隊かと思うほど過酷で、いつでも死ねるとさえ思っていたほど、毎回限界までトレーニングしていた。
その時のコーチの「もっと早くもっともっとパンチを繰り出すんだ!」とゆうあの大声を思い出して、自分の中で思いっきりテンションを上げていった。
たぶん波待ち中に、ぼくの両手はほんの少しシュッシュとパンチは出していたと思う(笑)
時にはテンションを上げて、思いっきり速いスピードでのパドルインからのテイクオフで、チューブインにつなげなければならない時もある。
今朝がまさにそうだった。
おかげさまで波とのフィーリングがうまく合い、あのシリンダーのようにぐるぐる回っているチューブの中を思いっきり走ることができた。
最後に出口が開いた瞬間に転んでしまったのだが、最高のフィーリングだった。
どう自分を盛り上げていけば、あのシャーキーズでのチューブインができるのか、ちょっと分かった気がする。
サーフィンはスピリチュアルアクティビティと呼ばれ、メローでハッピーなフィーリングを楽しむものでもあるのだが、時にはアグレッシブな気持ちでチャージしなければならない波もあるとゆうのを、再確認できた朝だった。
明日、もう一度試してみたいと思う。
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ついにぼくも観ました。ぼくもミッキーさんたちのように素敵に年齢を重ねていき、いつまでも波乗りを楽しんでいきたいなって思わされたサーフムービー。
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